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2007年6月

2007年6月30日 (土)

無名なOpus 7の日

Opus_7 レコードの楽しみの一つで、あまり知られていない良盤を見つけ出すっていうものがあると思う。これ俺しか知らないだろ(オレアグルーヴ)っていう優越感と申しますか。まあ、いってしまえば、ただの自己満だったりもするわけですが…。でも、やっぱりコレクター気質のある人間にとっては楽しいんだなこれが。で、数多く掘ってきた堀師の方たちには何枚かのそういう盤があるはずだ。僕も、もちろん何枚かはあるんだが。その第一歩として紹介したいのが、Opus 7の「Thoughts」。これはそこまで無名ってわけではないのかな。でも、ガイドブックなどには登場しないっつーことで、本日はこいつを。

79年発表。この盤を出しているSourceっていうレーベルは要チェック!Harold Melvin And The Blue Notesの盤やDebarge兄弟参加のSmashなんていう良盤を連発してたり、するんです。このレーベルの音は、小気味よく洗練されたものが多いという特徴がある。本作もご他聞に漏れず、軽快メロウサウンドを聴かせてくれる。このOpus 7はヴォーカル&インストグループ。リードはそこまで力があるとはいえないのだが、コーラスをうまく多用して、アルバム全体のレベルアップを図っている。構成としては、A面がアップナンバー、B面がミディアム、スロウナンバー。どちらも悪くはないのだが、軍配はB面に上がるかな。メロウな"Hey Big Brother"や"I Love You"といったミディアムナンバーは非常に完成度が高い。

この盤の評価があまり上がらない理由はどこにあるのかなあ。マイナー度合いはそこまで高くないと思うし、捨て曲も見当たらない。飛びぬけていい曲というと少し厳しいかもしれないが、先にあげた2曲は本当によいと思う。もしや、自分の感覚が人と違う?!これだと致命的だが、昨日一昨日紹介した盤は誰にでも名盤でしょう。そんな感覚違うとは思わんぞい。Opus 7によい評価求む!いや、お願いします。。

2007年6月29日 (金)

Geminiな日

Gemini 今日はちょっと遠出しまして、今まで行ったことのない街のGEOに行ってまいりました。そういうところにいいのが隠れてたりするもんで、380円のコーナーのところに、なんとDbra Laws「Very Special」の再発CDがっ!もちろんお買い上げです。しめしめ。ブックオフとかチェーン系中古CDショップってなかなか掘り出しもんがありますわな。まあ、そのときに聴いていたのが、昨日サウンドインターフェイスを使って、I PODに取り込んだGeminiの「Rising」でした。

81年発表。アップとファンクはいまいちだが、ミディアムナンバーはさすがです。ちょっと軽めで、ポップ感のあるナンバーが多いが、全然あり。むしろそういうタイプの曲がうまみたっぷりです。その代表曲が、2曲目の"( You've Got ) Something Special"。切ないイントロから爽快感たっぷりの歌いだし、サビでの盛り上がり方は文句なし!同タイプの"My Love For You Keeps Growing"も軽快でいいなぁ~。歌がしっかりしていることもあり、スロウも十分聴かせます。やっぱり、この頃の機械プラス生っていう感じが今の自分にとっては一番しっくりきますわ(感想文やん)。

サウンドインターフェイスは半年くらい前に買っていたんだけど、めんどくさくてちょっとお蔵入り状態だったんですが、昨日から復活。少しずつ、ソウルの盤を入れているところです。やっぱり、なんつたってレコードの方が安いからね。学生なんだし、少しの苦労は惜しまずに。

2007年6月28日 (木)

高価にDynamicsな日

3futf83fb3f55s75yopltawmdkuanbn3f1 みなさん、レコードやCDを買うときにはいったいいくらくらいまで出せるものなんでしょうか?僕の出した最高額はReflectionsの「Love On Delivery」で2500円。それもユニオンで5000円の半額だったもんで、泣く泣くね。やっぱり、基準としては2000円。それを超えるとさすがにキツイかなぁっていうのはあります。レア盤と呼ばれるものも、いろいろな店を足で稼いでいると安く売っているもんで。Skip Mahoaney And The Casualsの「Your Funny Moods」は千円台後半、前にも書いたHigh Fashionの「Feelin' Lucky」なんかはフリマで300円だ。ちなみに今回紹介するDynamicsの「What A Shame」も千円台後半。レア盤は足で稼ぎまひょ。

73年発表。甘茶界では昔から名盤と言われ続けている一品。やはり、いい。それは、甘茶なスロウが玉らん(無断引用?!)わけでもあるのだが、個人的には2曲目の"She's For Real ( Bless You )"。これは最高なミディアムナンバーとしかいいようがない。とにかくイントロから期待させる。ファルセットとコーラスの絡みも素晴らしい。スロウもなんだかんだでやはり完成度が高いし、アルバム全体として評価した場合でも完成度が高いというしかない。

やはり、ソウルの名盤を相手にしてしまうと、書くことがあまり出てこない…。でも、やはり名盤は名盤ということでしょう。ということで、レコ価格の話に逆戻り。今の邦楽の一般的なCDの価格は3059円。これは明らかに高い。1980円くらいが適正値段ではないだろうか。でも。この値段にした場合、消費者はCDを買うのだろうか。それとも、音楽配信の流れに逆らうことは出来ないのだろうか。ここらへんは気になるところだけれど、まずレコード会社が1980円にはしないよなあ…。音楽の将来やいかに?!

2007年6月27日 (水)

Moka Onlyな日

Moka_only_1 ソウル好きなみなさんは、ヒップホップは聴いているのだろうか?答えは、YESともNOともつかない微妙なものの気がする。甘茶ラップのようなものは少しかじったけど…くらいが一般的だろう。しかし、ヒップホップもゴリゴリなものから、ゆるいものまで幅広くある。ジャジー&メロウなアンダーグラウンドヒップホップはソウル好きにも聴けるジャンルの一つであろう。そんなものの中から、今回はMoka Onlyの「Lowdown Suite」をご紹介。

03年発表の4枚目(確認済みの中で。他にもAbstruct Rudeとの競演盤なんかもあり)。Battle Axeというちょっとハードコアな集団に属しているが、彼の作る音楽は非常にメロウで奥深いものだ。以前の作品のどれからもメロウな要素は抽出できるのだが、作品を出すごとにその要素は増してきているように感じられる。また、本作では、Jay Dee系のスペイシーで無機的なものから、Count Bass D的な変わった上ネタ使いの曲まである。存在としては後者的な立ち位置に近いものがある。

全体の流れはメロウ。時々、突飛なものもあるがそれもこの人らしさ。全体の流れを壊すものではない。そんな中で、一際際立つ存在感を誇っているのが、18曲目"Finally Throo"(なぜかレコードでは17曲目"Love Comes"の位置に収録)。その上ネタのメロウさにイチコロ。それに乗るMoka Onlyの鼻づまり気味のラップ、サビの歌も素晴らしい。心地よい曲の極地とまで評価したいような内容だといえるだろう。

ジャジーヒップホップっていうジャンルが確立されたのはいったいいつだろう?僕が高校時代に、こういう類の音楽を聴いていたときにはまだまだCompany Flowなんかと一緒くたにアングラヒップホップと呼ばれていたと思う。それがここまで成長し、一つのジャンルとして確立されようとは。少し感激。しかし、喜んでばかりはいられない。このジャンルはヒップホップの中でも成長が乏しい分野であるからだ。それだけに突き詰めたクオリティーの高いものを創っていく必要がある。そうしないとただの耽美主義に陥ってしまうからだ。広がるのをやめた時、それからは深さを追求していくしかない。

2007年6月26日 (火)

flexlifeな日

Flexlifeソウルなどのブラックミュージックを愛する人々はいったいどんな邦楽を好んで聴いているのだろう。僕のブラックミュージック初体験は、高校1年の頃に聴いたNASだったと思う。しかし、ブラックミュージック的なアプローチを取った邦楽としては、中学の頃に聴いたbirdが初めくらいであろうと記憶している。そう、僕のブラックミュージックへの第一歩は邦楽から始まったのだ。それ以降、ブラックミュージックへの傾倒はますます強くなっていくのだが、それと平行して自分の感覚に合う邦楽もちょこちょこと探っていた。そんな中で、見つけたのがこのflexlifeの「それいゆ」だった。

02年発表。メジャーでのファーストミニアルバムといった捉え方でいいと思う。ジャンルはニュークラッシクソウルinジャパンといったところか。そのメロウで暖かい生音は今の日本にはあまりないタイプに感じられる。また、特徴ある青木里枝のボーカルには非常に強い魅力を感じる。その粘りつくような発音方法ときれいな歌声は、黒人のボーカルとはまた違う良さを持っている。日本のソウル、R&Bアーティストは過分に黒人らしい歌い方というものを意識してしまう傾向があるように感じられるが、僕はその必要はないと思う。だって、黒人じゃないから。日本人として考えるソウルを体言してもらいたい。そういった点からも、このflexlifeのアルバムはいい指針を示しているように感じられる。

きれいなオルガンのイントロからそのままつながる"getting better"は、完璧な1曲。キャッチーな歌メロ、メロウな鍵盤、しっかりと支えるドラムとベース、控えめなギター、アクセントのホーン、どれをとっても素晴らしいし、その融合が何倍もの相乗効果を生み出している。現時点で、僕が一番好きな邦楽の曲といえるくらい高い完成度を誇っている。他の曲もこの局に負けないくらいの高いクオリティーを維持しており、アルバムとしての完成度も抜群。長さもミニアルバムということで、30分弱しかないので一気に聴ききれてしまうだろう。次作の「黒い秘密」は少しダークにネオフィリー系な音、その次の「japonica」では表現の幅を広げ、新境地の開拓に乗り出している。

邦楽でもいいものはいい。それは、売れているか売れていないかという部分で判断されるものではない。僕はこのflexlifeも好きだし、宇多田ヒカルも好きだ。これからも、こうした自分がいいと思えるような邦楽を探して行きたい。

2007年6月25日 (月)

今のレゲエを考えながら聴くIntense

Intense 今日は、暑いねー。そんなときはやっぱべたに、レゲエでしょみたいな流れでいこうと思ったんだけど、あいにく今日はそんなに暑くもなく、すごしやすい陽気で…。てことで、今日の書き出しは今日本で流行っているレゲエについて。僕自身のレゲエに対する知識っつーのは、ソウルなんかに比べたら乏しいもので(ソウルもそんなか?!)、あまり批評する立場にはないのかもしれない。しかし、昨今オリコンチャートにも登場する有象無象のレゲエだかヒップホップだか分からない連中には疑問を抱かずにはいられない。あのポジティヴ系のメッセージと軽いごった煮サウンドはいただけないといいたいのだ。彼らは、自分たちの音、歌詞にポリシーを持っているのだろうか?それとも売れるための戦略なのだろうか?売れることは重要なことだが、芯はブレてはいけないものだと思う。そうしないと、使い捨ての音楽になってしまうからだ。音楽業界の一部がそういう音楽なのは仕方がないが、大部分がそうなってしまうと、音楽業界自体が縮小してしまう恐れがある。20年後も愛される音楽を作れというのは、少し大きすぎる目標かもしれない。でも、自分たちが作る音楽には自分なりのポリシーを持ってもらいたい。さて、大風呂敷を広げすぎたところで、今日はIntenseの「Love & Life」をご紹介。

91年発表。この頃は、日本でレゲエブームが起きた時期と合致する。でも、このブームは数年で終幕を迎え、レゲエはまたマイナーな音楽へとなっていく。今回のレゲエブームは下地を固め、ブームとは呼ばれないものとしてもらいたい(レゲエという音楽への一般的認知度という側面において)。本作は、Mad Proffessor主催のAriwaレーベルから出されている。90年代初頭という時代、Ariwaというレーベルの特徴、Intenseというグループが求めていたもの(憶測)、この3点からこのアルバムの音は軽いものになったと考えられる。しかし、この軽い音が彼らの武器としてうまく生かされている。コーラスとメロウ&スウィートな音がうまくマッチし、アルバム全体としての魅力は非常に高い。これがへんに重い音だと、歌、音双方の持ち味が壊れてしまうように感じられる。この肩の力の抜き具合が絶妙なのだ。また、この甘くゆったりとしたムードは、ラヴァーズというよりも、ロックステディに近いものを感じる。

全曲最高で、アルバム全体として流して聴いてもらいたい、というアルバムであり、あえてオススメ曲は記入しない(というか選べない…)。しかし、その代わりといってはなんだが、少し情報を。CDにはレコードには入っていない"Mellow"という曲が収録されている。その名の通りまったりとしたメロウナンバーだ。アルバムの流れとももちろん合っている。また、CDでは5曲目の"On My Mind"の後半部分にダブが入っており、これが非常にいい出来となっている。なので、レコード、CDこだわらない人にはCDをオススメしたい。僕みたいに、どちらも買うっていうのもありなのかもしれないが(笑)。

レゲエは、ロックステディ、ラヴァーズ、ルーツが好みだ。前の二つはソウル、R&B好きに、ルーツはファンク好きなら入りやすいように思える。レゲエも、もともとはアメリカからのソウル以前のR&Bから影響を受けている。だから、ソウル好きも、レゲエを分かる感受性は持っているはず。ソウルもいいけど、レゲエもねってことで、ご賞味あれ。

2007年6月24日 (日)

休日の夜はアーバンに迫るRay, Goodman & Brown

Ray_goodman_brown いやぁ、今日は休日ってことで代々木公園、明治公園のフリマに行ってまいりました。フリマは高校時代から行き続けていて、もう7年くらいになるだろうか。CD,レコードも安く買えるし(High Fashionのファーストオリジナルが300円!)、なんといっても衣服の安さは格別だ。値段は基本的に3桁。大量に買い込み、家で試着。よくなければ、自分がフリマを出したときに同じ位の値段で出せば言い訳で。そうこうすると、普通の値段で服が買えなくなる。「Tシャツ1枚で5000円って!」みたいな考えが生まれてくるからだ。まあ、いいのか悪いのかフリーマーケット?!って感じですね…。

で、夜に帰ってきて、家で聴きたい音楽となると、今の自分だとアーバンな80'sソウルを求めてしまうわけです。それも、スロウ主体のアルバムを。そこで、今回はRay, Goodman & Brownの「Take It To The Limit」をご紹介。いやぁ、東京の夜に合うわぁ~(といいつも、武蔵野在住)。

86年発表。一時抜けていたHarry Rayも戻ってきて、いつもの面子で作られた本作はMoments時代から考えても既聴のものの中では最高傑作だ。少なくとも80年代にRay, Goodman & Brownとなってからでは一番だと言い切ることができる。70年代を席巻したスウィートグループの中で80年代に入り、さらなる充実作を出せたのは彼らとBlue Magic(もちろん、あのDef Jam発の)くらいのものじゃないだろうか。それも、やはりハッシュのアーバンな音作りとそれに最高の形でマッチすることができたソロとコーラスの実力といえるはずだ。

アップナンバーは2曲。スロウ中心の構成になってるが、アップナンバーがスロウの邪魔をするわけでもなく、非常に心地よい流れで、最後まで聴いていくことができる。でも、やはり最高なのはスロウ。しかも、Harry Rayがリードを取っている曲だ。あのファルセットと機械仕掛けのスウィート音はまさしくベストパートナー。中でも"(Baby) Let's Make Love Tonight"は最高のアーバンスロウといえるはずだ。これを聴いていると、ずぶずぶと夜に落ちていけそうな感覚に陥る。途中で語りが入る"Someone's Missing Your Love"もアルバムの最後を飾るにふさわしい好曲。

昔は機械的な80年代の音ってものを毛嫌いしていた。特に83年くらいからソウルやレゲエはキツイ打ち込みになって堕落したと。でも、今、時が経ち20歳を越えたあたりからこの機械音楽のよさがわかるようになった。そして、ハマっている。70年代の音楽を愛する人は、80年代の音楽を嫌う傾向が強い。しかし、それは聴かず嫌いになっている可能性がある。まずは、10枚くらい名盤と呼ばれているものを手に取ってみては?そこから、あなたの80年代機械音楽への道が開かれるかもしれない。

2007年6月23日 (土)

rainyはdramaticsな日

3futf83fb3f55s75yopltawmdmuanbn3f1_1 この前、松本人志監督の「大日本人」を見てきた。他のサイトなどでは、駄作、名作との二つの評価に分かれているが、僕にとっては中くらいの作品かなと、感じられた。やっぱ、板尾との絡みには笑ってしまったし、アメリカンヒーローが獣をぼっこぼこにするところはヤバかった。しかし、インタビュー形式で流れていく場面は、少し長すぎるように感じた。もう少し、ファミリーの仲間と「Visualbum」みたく絡んでもらいたかったなと。次回作は期待してます。

話は少しそれてしまったが、昨日は久々の雨。そんなrainy dayにふさわしい名盤はないかなと、考えたとき、まず思い浮かんだのが、"In The Rain"収録のDramaticsの「Whatcha See Is Whatcha Get」。他に"Walkin' In The Rain With The One I Love"収録Love Unlimitedの1枚目、Enchantmentのカエルジャケのなんかも思い浮かんだけど、やっぱそこは雨にまつわる大名曲"In The Rain"収録の「Whatcha See Is Whatcha Get」でしょ(レコードを携帯で撮った写真なので、画像がちょっと…)。

72年の1枚目。Dramaticsってもっと昔からやっているようなイメージがあるが、以外にもデビューアルバムだ。サザンソウル特有のしっかりとしたリズムに乗る彼らのコーラス、William Howardの熱いシャウトは素晴らしいとしか言いようがない。また、プロデューサーであるDon Davisの手腕も文句なし(Davisがつくソウルのプロデューサーは優秀なことが多い)。

やはり、このアルバムといえば、5曲目"In The Rain"ということになるのだけれど、それを否定することは到底できない。雷雨の擬音から入って、エフェクトをかけまくったギター、せつない歌メロを彩るコーラスと、どれをとっても最高のスロウナンバーだ。続く好曲は、William Howardのシャウトが一際光る2曲目の"Thank You For Your Love"。しかし、他の曲も総じてレベルが高い。それは、やはりDon Davisの手によって作られた音と彼らの歌とがマッチしているからだろう。

ソウルの名盤を批評するってのは、なんとも難しい。それは、もう評価が定まってしまっているからなのだろう。でも、これからソウルに入ろうとする人の参考にはなると考え、ためらわず批評を。一人でも多くの人が、ソウルという音楽を好きになってくれますように。

2007年6月22日 (金)

逆柱いみりって

Photo 今日は、暇なんでもう一発いっとこうか。ってもう、日変わってるわ。音楽もいいけど、漫画もね。ってことで、今回は僕のもう一つの趣味でもある漫画の紹介を。一概に漫画といっても、音楽と同じようにいろいろなジャンルがあるわけなんだが、僕の好きな漫画の種類というのはけっこう幅広い。でも、選ぶ基準ってのがあって、それは絵柄。なんか、いいなぁと思う絵柄だとついつい買っちゃうわけで。音楽でいうジャケ買いですね。そんな買い方をしている中で見つけたのが、この逆柱いみりという作家。

この作品は、99年青林堂から発刊されている。その扉絵から、まず興味をそそられる。テイストがつげ義春風味だからだ。絵柄を見ていくと、その太い線の描き方から、初期蛭子能収を連想させる。他にも水木しげる「鬼太郎夜話」に出てきた(たしか)キャラクターまでもサンプリングしており、ガロの今までの系譜を凝縮したような感覚を受ける。

物語は、突飛でいろいろな場面に飛ぶ。しかし、これは作者の意図していたことで、いろいろな場面で、その「画」を見せたいという考えに起因していると感じられる。乾物屋での不思議な風景や社長を筆頭にいろいろと出てくるかわいらしいが変わったキャラクター、これこそが逆柱いみりの表現したいことであると感じられる。現にこれ以降の作品では物語性が薄まり、「画」主体になっていってる。でも、この突飛な物語性こそがその「画」を際立たせる力になると感じられ、そういった意味では本作は他の作品より群を抜いてすばらしいとしか言いようがない。

漫画のレビューはどうだったでしょうか?これからも自分の趣味であるものはどんどん紹介していく予定なので、興味をもたれた方はぜひご賞味あれ。

2007年6月21日 (木)

Breakwaterな日

Breakwater_breakwater 先日のブログでは、「暑い、暑いっ!」といっておきながら、それに見合うような盤を紹介できていなかったのでは、といったことに気付いてしまった。そうなったら、今日こそはこの暑さを解消してくれるような盤を紹介せざるをえない訳で、辺りをちょっくら探していると、こいつがうまい具合に見つかりました。そう、Breakwaterの「Breakwater」。見よ!この清涼感たっぷりなジャケを!ちなみに、レコード、CDともに所有する愛聴盤。

78年、aristaから出た一枚目。その清涼感あるジャケとぴったりと合うくらいみずみずしい内容を誇る本作。この当時の音としては、ありえないくらいに高いレベルを誇っている。当時、世の中の音はディスコ。それに迎合しないかのようなAOR的な音が刻まれているのはメンバーに白人が含まれていることに起因するのだろうか。こうした音を好むフリーソウルに取り上げられ、再評価されたというのも当然の流れだったと考えられる(といいつつも、ブラックディスクガイドにはすでに載っていて、改めて感動)。

1曲目の"Work It Out"は本作一番の人気曲でもあり、雰囲気あるイントロにやられ、ラテンのリズムを入れた本編に打ちのめされる。でも、僕のお気に入りNO.1はこの曲ではなく、4曲目の"No Limit"。この曲は、もうただ圧倒されるような気持ちよさのメロウミディアムダンサー。この曲のすごさは、78年というディスコ終幕期であるというのに、もうすでに80年代のファンクバンドのあるべき姿を映し出しているからだ。他収録曲もミディアム、スロウに好曲盛りだくさん。充実の大推薦盤だ。ちなみに、彼らは2年後の80年にも「Splashdown」というアルバムを残している。こちらもなかなかの好盤であり、"Say You Love Me Girl"というラテン風味の必殺ダンサーが収録されている。

うん!今回は満足。これ聴いて今年の夏も乗り越えよう。

2007年6月18日 (月)

naffgrooveだよっ!A TRIBE CALLED QUES / 「MIDNIGHT MARAUDERS

A_tribe_called_quest_midnight_marauders_3 いやあ、暑いっ!暑すぎやしないか今日この頃。こんなに暑いと、家ん中で、ごろーんとしながらいい音楽でも聴いていたくなるよ。って考えてるみんなにいろいろな名盤から無名盤まで、僕がいいと思った作品を紹介していこう!っつーブログ始めました。

で、その記念すべき第一弾は、A TRIBE CALLED QUESTの「MIDNIGHT MARAUDERS」。「うーん、え~と…」みたく悩んでても、しゃあないんで、手近なものの中から軽い感じでね。一番の愛聴盤ってわけじゃないんだけど、気負わずにここらへんから。

1994年発表、A TRIBE CALLED QUEST 3枚目となる本アルバムは、彼ら自身の一つの到達点であったと同時に、サンプリングミュージックとしてのヒップホップの完成形をみせてくれたものでもあった。ここでの音は1枚目のアルバムで見させてくれたそのセンス抜群でメロウなサンプリングが非常に高い点で融合していると感じられる。また、次作からは、制作陣がUMAHとなり、JAY DEE色強めなスペイシーな音色へと変化することから考えても、既存の路線が一つの到達点に達したアルバムだといえる。Q TIP、PHIFEの語り口も音と非常にマッチしていると感じるし、アルバム全体としても捨て曲なく、まとまりもいい。

しかし、どうしてもこのアルバムが一番だとは言い切れない自分がいる。その理由は、このアルバムがあまりにもまとまりすぎていて、若干の退屈感を抱いてしまうからだ。だからといってこのアルバムをけなす理由はどこにもない。黄金期のヒップホップの代表的な一枚として、万人に進めることができる作品だといえる。

ってな感じで始めました。「おっ、良さそうじゃん!」と思った方は、ぜひご賞味あれ。

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