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2007年7月14日 (土)

時代を2度変えたDr. Dreの日

Dr_dre 昨日、少し見ていたニュースの一場面で、YMOのインタビューをやっていた。そこで彼らは、「僕たちは懐古趣味になりたくはない。新しい音楽を創っていきたいんだ」といったニュアンスのことを言っていた。これは非常に難しいことだ。資本主義の社会においては、やはり需要と供給という概念が非常に大きい。それは音楽の分野においてもいえることだと思う。人々が求める音楽を作ることで、その音楽が売れるという結果につなげやすい。商売を考えなければ、自分の好きなものを創ることが出来る。しかし、それはただの自己満足という結果に終わってしまうことの方が多いだろう。新しいものを生み出し、それを商売として成り立たせるのは非常に困難で、高い壁であるのは間違いないはずだ。しかし、それを実行しているアーティストもいるのだ。今日は、そんな数少ない時代を変える力を持ったアーティストの一人、Dr. Dreの「2001」をご紹介。

99年発表。90年代のヒップホップに終止符を打ち、00年代のヒップホップを意識させた文字通りの重要作だ。昨日書いたNate Doggの「"G-Funk Classics" Vol.1 & 2」はG-Funkの完成形だということができるが、G-Funkというものを最初に世に広めたのはこのDr. Dreの「The Chronic」だ。そこからあっという間にG-Funkというものは西海岸の主流の音となってしまい、東海岸のヒップホップにも大きな影響を与えた。ここで一回Dr. Dreという男は時代を変えたのだ。ヒップホップのプロデューサーとしてはDj Premier、Pete Rock、Marley Marlなども確かに一時代を築いた。しかし、彼らは時代を一回しか変えることが出来なかった。だが、Dr. Dreはまたやってのけたのだ。この「2001」という作品で。そして、この後のEminem、50 Centとその一派の作品で圧倒的な成功を収めていくことになるのだ。

この簡素で、癖になるような音作りはG-Funkとは明らかに違う(一部まだ残り香が残っているものもあるが)。凝ったメロディをあまりつくらず、単調な音と音の重なりで聴かせるような感じか(感覚的にはJay Deeなんかと近いのか)。最初に聴いたときは、あまりピンとこなかったように記憶している。しかし、聴き続けるうちにズブズブとはまり込んでしまった。特にこのアルバムでの重要曲は僕の場合は"Still D.R.E."。この琴の音の繰り返しに似たような音の電子音とストリングス、上ネタの構成要素はこれだけ。そして、それに絡みつくようにラップするSnoop Doggが最高すぎる。一つも派手な要素はないのだが、これが麻薬的。後、Dr. Dreのつくる音ってラップが映えるものが多いように感じられる。そして、これだけの客演陣がいるんだから、よくないわけがないでしょう。そして、このDr. Dreという男はヒップホップ業界で最大級のリスペクトを得ている。いろいろな地域のメジャー、アンダー問わず多くのプロデューサーのインタビューで尊敬するプロデューサーとして名前を挙げられている。次作では、また時代を変えてくれるのか今から楽しみでたまらない。

新しい音楽が出てくることは、確かに必要不可欠なことだ。そうしなければ、前進がなく、新たな可能性がなくなってしまうからだ。しかし、古い音楽を聴くというのも、また重要なことだと思う。音楽家が前進しなければならない宿命を背負っているかもしれないが、リスナーは多くの音楽の中からいいものをチョイスする権利を持っているはずだ。古い音楽の中にいいものがあるのだから、それを聴くのは決して間違った行為ではない。では、音楽家が古い音楽をやるという行為はどうなのだろう。これは非常に難しい問題だといえる。これは以前、Moka Onlyの項でも書いたのだが、そのジャンルを深く追求するというなら、問題はないのではないだろうか。広さではなく、深さを求めるというのも一つの選択だということができるはずだ。

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