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2007年8月23日 (木)

Le Jitな日

Le_jit 以前、友達と話しをしていた時、「マンガは本より低俗なものだし」みたいな話が出た。はたして本当にそうなのだろうか。僕は何も本なんてよくねーだろって言いたいわけじゃ全然無くて、本もマンガも同等だろってことを言いたい。これは、昔、ばーちゃんに聞いた話なんだが、昔は小説なんて低俗なもんで、そんなものを読んでいては馬鹿になると言われていたらしい。しかし、現代ではどうだろう。夏目漱石や森鴎外が教科書に載り、国語というものを学ぶための重要な文献ということになっている。一方、マンガは現代の世の中では本よりもよっぽど売れているし、ドラマや映画化される作品の原作もマンガが増えてきた。確かに低俗なマンガは存在する。しかし、それと同様に低俗な本も存在しているのだ。要するに、マンガと本は表現方法の違いがあるだけで、そこからはその内容で判断されるべきだということを言いたい。本しか読まない人もマンガに偏見の目を向けずに読んでもらいたいな。マンガと本について考えながら、今日はLe Jitの「Le Jit」をご紹介。

97年発表。インディのR&B作品の中では、近年最も高い評価を受けている1枚だろう。市場価格も少し高騰しているようだ。しかし、本作を紹介したのには一種の戒め的な感情も含まれているのだ。確かに本作はかなり好内容な作品ではある。それもあってか、色々なソウルのブログで高評価を受け、紹介されている。しかし、それならなぜ本作と同レベルの内容を誇るメジャーレーベルから出たR&Bを紹介してくれないのだろうか。このソウル愛好家のインディ至上主義には少し納得がいかないところがある。90年代男性グループものであれば、実力を持っていたグループは他にもごろごろ存在しているのだ。と、ソウル好きのR&B嫌いに批判をしてしまったのだが、本作自体の内容が劣っているということは決して無い。前半がミディアムナンバー中心、後半にスロウが続くといった内容。この中から1曲挙げるとしたら、やっぱりスロウの"Silky Sheets"。タイトルからも想像できるようにかなり甘~い一品。リードもコーラスもいけてます。ソウルが好きな人が好みそうなのは"Sounds Of Love"。こちらは擬音入りのスロウでなかなかのもの。前半のミディアムナンバーの中からも爽やかな"Summer Love"を良曲として挙げておこうか。本作に大金を投じるくらいなら同じ金額を使って、多くの名作を買って欲しい。しかし、本作も確かに名盤であり、ほどほどの値段であれば、買う価値は大いにあると言っておこうか。

いやぁ、前半本・マンガ論をしてしまったが、これは以前から感じていたことだった。でも、これを書こうと思ったのには、最近読んだある作家の本たちに影響を受けたからだ。その作家の名前は、呉智英。マンガ評論などにも定評のある作家だ。これほどまでにまじめに書かれたマンガの評論を今まで読んだことが無かったので、共感を抱いた。そして、マンガが本の下に位置するものではないという考えを強く持つことが出来た。この人のマンガについての評論は一度読んでおいても損は無いと思います。

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