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2007年8月 5日 (日)

Lorenzoな日

Lorenzo 昨日のレビューを書いているときにふと思ったんだけれども、ソウル好きの皆さんはフリーソウルってものをどう捉えてるんでしょうか。古くからのファンの方にはそんなの邪道だと思っている人も多いだろうし、新しいファンの方はむしろフリーソウルが入り口になったという人もいると思う。僕もフリーソウルという言葉とは裏腹に枠に収まった形態をしていることには納得がいかないが、実際にいい音楽を紹介しているし、ソウルという音楽を聴く層を広げたということは確かだと思う。実際に僕もrelaxという雑誌のフリーソウル集なんかを参考に、レコを買ったこともあった。しかし、フリーソウルというムーヴメント以前に自分なりの評価を出していた曲が急にフリーソウルに収録され、これはフリーソウルの曲だからという捉えられ方になってしまうのはおかしいと思う。だって、フリーソウルで紹介されている盤だってUSブラックディスクガイドですでに紹介されているものも多いわけだしね。ソウルファンのフリーソウルとの付き合いは付かず離れずってくらいがちょうどよいと思うな。まぁ、そんなことを思いつつ、今日はフリーソウルでは絶対紹介されないようなスロウ曲中心の歌ものLorenzoの「Love On My Mind」をご紹介。

95年発表の超絶歌ものアルバム。レーベルは数々のソウルを感じさせるR&Bアーティストを出しているLuke Records。ジャケからして歌える雰囲気ムンムンなんですが、実際に聴いてみると、これまた情熱的に歌い上げてくれるわけなんですよ。こういうのを典型的なバラディアーと呼ぶのでしょうか。トラックはそこまで凝った内容のものは少なく、簡素で少し甘い雰囲気がするものが多い。でも、この過剰な演出をしていないことが逆にこの歌唱力を生かせてると思う。収録曲数は9曲と少なめなのだけれど、その濃厚な雰囲気を味わうにはこれくらいがちょうど良い。基本的にはセルフプロデュースなのだけれど、ご本人のバックグラウンドヴォーカルも印象的な"IF It's Alright With You"のみはかのKeith Sweat作。この曲が悪いはずはなく、このアルバムのハイライトといってもいいんじゃないかな。続く"Shining Star"を筆頭に、他のスロウもどれも素晴らしい内容。でも、ラガマフィンがうるさい"Just Wanna Touch Ya"だけは蛇足かな。歌の力をこれでもかと楽しむことが出来る素晴らしい1枚です。

フリーソウル批判もしたいし、フリーソウル賛美もしたいという微妙な立ち位置の僕です…。ソウルを聴き始めたのも01年くらいからなので、フリーソウルブームも終焉を迎えた後なんだよね。だから、それを参考にもするし、その枠に収まってたくはないというどっちつかずの感じ。でも、フリーソウルでも自分がいいと思ったらいいし、よくないと思ったらよくないんだよね。その考え方が根本であって、一番重要なことですわ。

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