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2007年8月19日 (日)

Nobodyな日

Nobody いやぁ、さっきまで日本テレビの「Music Lovers」という番組を見ていまして。しかも、自分があまり専門ではないJポップの音楽番組なのに2週連続で見ている次第。その理由といえば、単純に自分が好きなアーティストが出ていたから。今週は中島美嘉で、先週がCrazy Ken Band。先週のCrazy Ken Bandはやっぱりソウル好きとして押さえておきたいところだけど、今週の中島美嘉が好きって言うのには疑問を抱く人がいるかもしれない。でも、あのゆらゆらしたかすれ気味の声とあの独特な容姿はちぃと好みなんです。しかし、今回の番組内ライブでも過去の曲には満足したけど(歌は少し不安定な感じもあったけど)、最新のはどうも…。なんかJポップ臭の強い歌メロに、音も全然良くなくて…。あの唯一無二の声を持っているのに、制作陣に恵まれていない感がします。でも、人は試行錯誤の時も必ず必要なはずで。迷った末に答えを見つけ出したNasみたく完全復活を遂げてもらいたい訳です。そんな今日は、中島美嘉とは相当にかけ離れた位置にあるであろうNobodyの「Soulmates」をご紹介。

00年発表。レーベルはコアだが良質な音源を出しているUbiquity(Ohmega WattsやBreakestraなど)。本作を聴くと、ヒップホップという音楽の概念はどこまで広げうることが出来るのだろうという疑問を抱かずにはいられない。インストゥルメンタルという形もその疑問を抱く要因に挙げられるのだろうが、それだけではないものがこの作品にはある。それが、この暗く壮大な世界観を感じさせる音の数々にあると気付くのは容易かもしれない。そして、これをヒップホップとして受け入れてよいのかという疑問を抱くのだ。感触としてはレアグルーヴとして評価されているDorothy Ashbyの作品なんかに近いが、実験性が強いため一つの型には納まっていない。インストゥルメンタルヒップホップの作品としては、Five DeezのFat Jonなんかが有名かもしれないが、ああした心地良いメロウなループが主体となる気持ちよさを追求した作品とは意味合いが異なるように感じる(どちらがよく、どちらが悪いといった意味ではなく)。本作は、サンプリングという手法を駆使して、幻想的な世界観を構築することに主体を置いている。その黒さを感じさせない上ネタ使いは、Nobodyが白人であることに起因しているのではないだろうか。白人特有のヒップホップの捻じ曲げ方というものは、EL-Pの作品などからも感じ取ることが出来るからだ。そんな本作の中でも屈指の出来であると感じるのは"For Those Who Never Dream"、"Outbreak(Extende Solo Version)"、"Sixth Sense"の3曲。Nobodyという男の世界観を存分に味わってもらいたいところだ。ラップ入りの曲が数曲存在するが、Nobodyの世界観をうまく表現しているとは言いがたい。インストゥルメンタルのみにしてもらいたかったという不満は残るものの、本作が重要作であることに変わりはない。ちなみに最近ではジャケ違いの再発も出ている。

中島美嘉について書いて、Nobodyについて書く。なんか頭がこんがらがってくるね。でも、その両方とも自分がいいと思う音楽。そこは変わらないんだよな。人間の感性って、つくづく不思議なもんだなって思います。

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