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2007年9月

2007年9月28日 (金)

Jason Weaverな日

Jason_weaver 今日、レコードを少し整理してたら、こんなん買ってたかぁ、みたいに思う盤が次々と発掘された。これってけっこうヤバイ兆候出てるよね…。しかもダブったりしてんのも見つかる始末。これは本格的にヤバイ…。こういうふうになり始めたのは2000枚を超えた辺りからかなぁ。ちょっと頭の中ではすべてを把握しきれなくなったと。だって、One WayやS.O.S. Bandだと何枚目を持ってて、何枚目を持ってないかなんてあやふやだし(でも、両グループとも大好き!)。ヒップホップとかならLL Cool JやIce Cubeみたいなアーティスト以外(どんなくくりだ)なら持ってんのはすべて把握してるつもり。よううするに発表数が多いアーティストになると、分かんなくなってくるんだな。ってこれは前にも感じた脳の衰え…?!自分の体に一抹、いや大きな不安を覚えながら、今日はJason Weaverの「Love Ambition」をご紹介。

95年発表。レーベルは名門Motown。このJason Weaver、ジャケットでの学ランみたいな服着ているところからも分るとおり、お子様。とはいっても、見た感じ中学生くらいの年齢か。声もそこらへん特有の幼さを残したものとなっている。そんな彼のプロデュースを手掛けるのは中堅R&BプロデューサーKeith Crouch。本作の音は無難にメロウな感じにまとめた音とヒップホップソウルに挑戦させたかのようなトラックがちょうど半分くらいずつ収録されている。幼い声にはメロウな音っていうのが、鉄板ってな訳で、この作品においてもいい出来に仕上がっているといえる。こっちの路線では"I Can't Stand The Pain"、"Love Ambition"、"So In Love"の3曲が普遍的にいいといえる出来。もう一方のヒップホップソウル路線でも、取り立ててあげるような曲は存在しないが、それなりの効果は上げていると思う。でも、もう一つ注目してもらいたい曲がある。それは、Isley Brothersの"For The Love Of You"のカバー。確かにオリジナルには大差で負けている。しかし、子供にここまで感情表現の難しい曲を歌わせているのが実に興味深い。子供が歌った"For The Love Of You"って考えれば、いい出来してると思います。

買ったレコ、CDを記憶しておけるいい方法はないものかなぁ。ノートとかに書くのはさすがにキモイし。ここは流行りの脳トレ(古い?)でもして、脳の活性化に勤めるか。

2007年9月27日 (木)

ぼやきたい日2

Cimg0162 最近、世の中って人間のどういった要素が重視されんのかなって、ふと考えたんですよ。そんな細かく分けなければ、実力っていうものが大前提としてあるわけなんだけど、その自分自身の資質以外にも「ツキ」、もしくは「運」っていわれる要素はやっぱりあると思うんですよね。例えば、人の生まれる家庭。これはもはや運以外の何物でもないでしょう。日本の裕福な家庭に生まれるのと、北朝鮮の貧困した家庭に生まれるのとではエライ違いですよ。むしろ、人間に生まれた時点で、もう幸せなのかもしれない!って考えたけれど、そこはちょっと早まったかなと訂正したくなった。それは、人間観に視点を置いた二つのマンガを最近読んだからだ。

一つはジョージ秋山の「アシュラ」、もう一つは花輪和一の「鵺」の中の"亀男"という作品。前者は、飢饉の時(平安時代)に気の狂った女から生まれた子供が焼かれて親に食われそうになるが、なんとかその場は逃れ、独りで色々な困難にあいながら生きていくという話。人間が生きていくことの苦しみ、生まれてきてしまったことに対する憎しみが描かれている。これは、一元的に言うことは出来ないが、例えば、堕ろされてしまった子供は果たして生命としてこの世に生まれた楽しみはあったのか?しかも、自分への死の宣告を与えたのは、自分の親なのだ。これを考えてしまうと、「生まれてきたこと=素晴らしいこと」という当たり前だった図式が成り立たなくなってしまう。つまり、それは「人間に生まれてきたことは運がいいことだ」という構図も同時に壊れてしまうのだ。「生きていくことの苦しみ、生まれてきてしまったことに対する憎しみ」といったことは、人間にしか考えられないことだからだ(少なくとも今の科学的にはそうなんじゃないか)。

では、もう一つの"亀男"という作品はどうだろう。ここではまた違った視点から人間社会に生まれたということを見つめなおすことが出来る。この話は、領主の気の弱い息子(平安~鎌倉時代)が、自分は戦いなど好まないので、亀になりたいと願い、なるという話。設定は突飛だが、そこからは厳しい人間社会から飛び出し、亀のような平穏な暮らしがしたいという考えが見えてくる。これには確かに納得してしまう(ここでは、「亀」が重要なのではなく、人間のあくせくした社会の対比として亀社会が用いられている)。生き馬の目を抜くような人間社会に疑問を持ち、自分はむしろ平穏な暮らしがしたいということを考えたことがある人は必ずいるはずだ。ここからは、全ての人にとって、人間の暮らしが最上位ではないと考えることができる。

この2作品からも「人間に生まれた時点でもう幸せなのかもしれない」ということはたやすく言えなくなってしまう。しかし、人間に生まれた時点で、もう他に生まれることを選択出来なくなってしまっているんだよな。ならば、人間社会での幸福を得るために努力していかなければならないんだよね。

ぼやき書くと毎回キモくなるな。でも、ブログなんて好き勝手書くんじゃい。こんな文章見てもひかないでください。あっ、てかこのマンガ買ってください。結構名作なんで。

2007年9月26日 (水)

Billy Griffinな日

Billy_griffin 最近、とみに肉体の衰え&中年化が進んできたような気がします…。僕はスポーツをあまりやっていなかったので、同世代の人よりもそれが早く来たような感じ。その例としては、なんか髪の毛の前線が後退してきた、腹にメタボリック感が出てきたなどです。まあ、これらは肉体の変化なんで、徐々に受け入れていかざるを得ないんだけど、一番大きな問題は脳の衰え。この前、友達と渋谷に行ったとき、ちょっと缶コーヒーでも買って公園で話そうかみたいになって、まず缶コーヒーを自動販売機で買ったんだよね(それにしても貧乏臭いな…)。それで、公園を探したんだけど、そこは渋谷、なかなか見つからなくて、神仙に近いほうまで来て、やっと発見。で、これだけなら何の問題も無い話なんだけど、さてコーヒーでも飲むかと思って、バック開けてもコーヒーが無い。んっ?!よーく思い返してみると、コーヒー買ったはいいんだが、取り出してなかったと。これは相当マッドですよ。買って、満足してそのまま行っちゃったんだから。ヤバイよね、衰え行く脳。そんな心配をしながら、今日はBilly Griffinの「Systematic」をご紹介。

85年発表の3枚目。Billy Griffinっていうと、まだ音が完全に機械化されていない1,2枚目の方が人気が高いと思うんだけど(2枚ともプロデュースはこの前紹介したJohn Barnesということで、内容もかなりよい)、この3枚目は機械化された音を乗りこなしていくBilly Griffinを存分に楽しめるという理由で選ばさしてもらった。また、本作を選んだ理由のもう一つとして挙げられるのが、タイトル曲である"Systematic"の出来が抜群である点。この曲でのプロデューサーはなんとあのLeon Ware。そんなに多くの仕事をこなさなかった80年代半ばのLeon Wareだったが、ここでは機械音でも彼の音楽性は光っていることを示してくれたと思う。なんといってもこの切ない歌メロと機械音のマッチング!最高でしょ。歌メロはMarvin Gaye "I Want You"系で、Leon Ware流切ない旋律がもう玉らん。しかも、この歌メロがBilly Griffinの歌唱とよく合っているんだよな。この歌メロに合わないようなソウルフル過ぎる声質じゃないし、たまに裏声を駆使して盛り上げるところなんかは、やっぱり合ってるなぁと感じられる。"This Ain't Puppy Love"、"Electrified"といった他収録曲のレベルも一定以上のものを誇っているし、アルバムとしての完成度も高いといえるだろう。

はげは遺伝だよね。うちは親父もかなり前線後退しているし、じいちゃんなんか20代後半でつるっぱげだったそうな。僕の頭はこれからどうなっていくのでしょうか?不安で眠れません。そして、不眠でまた毛根にダメージが…。不のスパイラルはそう簡単には止められないのでした。めでたしめでたし。

2007年9月25日 (火)

Rasputin Stashな日

Rasputin_stash いやぁ、日にち空き空きになってんなぁ。それに伴い訪問者数も減少…。悪循環ですね。だって、忙しかったんだもん。遊びとか遊びとか遊びで。それ、遊びだけやんってね。まあ、そんな忙しさの中、大学に行ったら、卒業単位数に到達していました。苦節4年でようやく卒業が確約されたと。でも、久々過ぎるくらいなもんだから、知らない顔ばっかでびっくりしましたね。しかも学校は改装中だし。もう居場所ない感じで、すぐ友達と二人で校外まで出て、下北まで逃げていきました。まあそこでショッピングを久しぶりに勤しんだわけなんですが、結構買っちゃいましたよ、レコとCD。レコでKool & The Gang、Cashmere、CDでMaster P、Sleepy Brown、Speech Defectなんかを。よく見たら節操ない買い方ですね。共通項はブラックオンリーじゃないでしょうか。そんな節操の無さからもいいものを紹介するのがnaffgrooveじゃ!っていう気概を持って、今日はRasputin Stashの「Rasputin Stash」をご紹介。

74年発表。レーベルはシカゴで、Notationsなんかと一緒のGemigo。でもこのRasputin Stashはジャケの雰囲気なんかで分かると思うが、シカゴソウルのグループではなく(そういう要素も多分にあるのだが)、ゴリゴリのヴォーカル&インストグループ。ファンキーでラフな演奏が続くのだが、これがカッコイイのなんの。しかも、ファンク一辺倒ではなく、ヴォーカルグループばりのキレイなソウルチューンもやっていてくれるのだから、文句はないでしょう。両タイプで魅せてくれるっていう意味では典型的なレアグルーヴ作品なんじゃないかな。ファンキーな演奏で冴えるトラックは"Ooh Baby"と"Hit It And Pass It"辺り。特に前者はファンクな中にニューソウルな雰囲気も感じ取ることが出来る良曲。メロウなソウルチューンでは"You're So Special"と"I See Your Face"がオススメ。この2曲でのゆったりとしたメロウ感はやはりシカゴならではのものだといえるかもしれない。疾走感のある"I Can Feel Your Jones"なんかもソウルとして十分すぎるくらい機能してるな。良曲多い好盤ということで、大いにオススメしたい。再発も出ていて、買いやすいはず。

下北から学校付くの駅に戻ってきたら、なんとブックオフで「250円CD3枚500円、500円CD3枚1000円セール」をやっているではありませんか。ここでも自分の聴く用CDとして6枚購入。今月は節約しようと思ったのにこの始末です。どうも自制心がないみたいすね。でも、安いし、内容がいいんだもん。ってことで許してもらいたいところです(誰にだよ)。

2007年9月21日 (金)

Madagascarな日

Madagascar いやぁ、最近ちょっとご無沙汰でした。ヤフオクの出品やら、夜友達に会うやらであまり更新するタイミングを失っていまして…。まあ、でも今日は久しぶりの更新ということで、気合を入れてね。っていうかレコ好きの皆さんはレコの取り扱いに失敗しちゃったなんてことはないでしょうか?いやあるはずです(こんな文法、なんかで習った記憶が)。あの手から滑り落ちるレコード!一瞬、スローモーションになり、レコードプレーヤーの角に擦り、床に着地。確認してみると、ズバッと擦り傷が…(泣)。てな経験はあるもんでしょ。しかも、それがなんかお気に入り盤だったり、高額盤だったりするんだよね。なんなのよあれは!1分でもいいから時間が戻ってもらいたいっつーのはまさにこのことですよ。う~ん、もっと気を付けてあつかえっちゅーことですかね…。そんな反省をしながら、今日はMadagascarの「Spirit Of The Street」をご紹介。

81年発表。レーベルはAristaで結構大手なんだけれど、あまり見かけない一枚。このMadagascarというグループには、ソロでもアルバムを発表しているMarva Kingというヴォーカルやキーボード奏者としても有名なJohn Barnes、名セッションドラマーのEd Greeneなどが在籍しており、今までの実績も十分だといえる。プロデューサーを務めるJohn Barnesはキーボード奏者として、70年代から数多くのアーティストに関わっている人物。70年代の後半にはABCから出たSolar Heatというグループを手掛けていたりする(名前がJohn J. Barnes ,Jrとなっているが、たぶん同一人物)。ここでも、もうメロウで気持ちの良いサウンドを作ることには成功しているが、ディスコ臭が強い曲も多く、本領が発揮されるのは80年代に入ってから。やはりこのアルバムでの彼の働きは大きく取り上げられるべきであろう(「ブラック・コンテンポラリー ミュージック・ガイド」では紹介されているけれど)。特に、特筆すべき一曲はやはり"Rainbow"じゃないかな。このポップなきらめきは万人を気持ちよくさせてくれる文句なしのグルーヴィーチューンだ。この一曲はやはりずば抜けているけれど、"Baby Tonight"、"This Is When It Counts"などの80’sな曲たちもかなりいい出来してる。冒頭の"Pay Attention"なんかではスクラッチの音(そうだよね?)も聴こえてくる(この時代のアルバム、しかもソウルの作品では最初期の使用じゃないかなぁ)。色々な面から注目に値するグループだったといえるんじゃないかな。アルバム1枚じゃあどうしても惜しい。

傷つけた盤って、これまた微妙なんだよね。記憶として深く残るから、そのアルバムを聴くときにはいつも過剰に反応してしまう。で、安く売ってたらもう一枚買って、傷ついたの売ろって考えんだよね。う~ん、なんとももったいない話です。こんなことしてたら、まともに聴けるレコードがこの世からどんどん消えていってしまいますね…。今後、十分に注意します。はい。

2007年9月18日 (火)

Light Of The Worldな日

Light_of_the_world いやぁ、ついに始めました、ヤフオクの出品を!高校時代から安く売っているレコやCDを買って、他店舗に持っていき、売っぱらうっつー、ちぃとあこぎな金儲けをしていたんですが(これとは別に、さらにあくどい金儲けもしてたり…)、それとももうおさらば。中間搾取無く、あなたの手の下に(ってなんか悪徳商法みたいだな)!でも、これって自分が個人商店の店主みたいなもんだからな。がんばらな。でも、今はレコは売っていなくて、CD、マンガ、本などを中心に。この前少し背取りしたものを出してみたりしました。たいていは本で、サブカルチャー系なものを中心にって感じだなぁ。CDとかなら、かなり自信はあんがね。時間かけて回らないとあんま安くて売れそうなもんは手に入らんからなぁ。まぁ、今後、がんばっていく予定です。んな感じで、今日はLight Of The Worldの「Light Of The World」をご紹介。

80年発表。このLight Of The WorldはUKのヴォーカル&インストグループ。以前、Incognitoを立ち上げるJ.P. "Bluey" Maunickが所属していたことでも有名なグループ。でも、僕の紹介しているこの盤はUS盤で、ジャケや収録曲なども違うらしい(UK盤だと、このタイトルは79年発表)。やっぱり、90年代初頭のアシッドジャズなどのムーヴメントにつながっていくようなUKらしい洗練さ、洒落感、さらには色々な要素を取り込んで音楽を創っていくという体質はこの時代のアーティストからも十分に感じ取ることが出来る。でも、同時にファンクな感覚も持っているから、曲ごとにバリエーションがあり、アルバムとしても高いレベルに到達しているということが出来る。ギターカッティングのイントロから入る"Aspects"なんかは爽快感のあるアップナンバーで最高だし、メロウなエレピから始まる"I'll Always Love You"はアーリー80’sなアーバン感をたっぷりに出したレイドバックチューンでこちらも文句なし。アップでもスロウでも高得点たたき出してくれるトコがいいよなぁ。この時代のUKものには他にもいいもの多し!

ヤフオクの自分の出品のURLを最初は貼ろうかと思ったけど、やめときました。なんつっても恥ずかしいから。売ってる本をサブカル&オタク系にまとめたから、タイトルとかもヤバイんだよね…。自分ではこんな本ばっか読んでるわけじゃないんだけど、なんか売れそうな気がしてさ。って言っても、まだCDに1つ入札入っただけなんだけどね…。前途多難な予感。

2007年9月16日 (日)

Players Associationな日

Players_association いやぁ、昨日は久しぶりにフリマ出店しちゃいました。朝の9時前に現地に到着するってのは寝ぼすけな僕にとっては少々つらかったんですが、早起きして業者かよってくらい服を持っていきました(んないらない服買うなよな)。昨日は天気もよく、まずまずお客さんも来てくれたんで、売り上げは2万弱くらい。うっしっし。しかし、売れたら売れたで、またフリマで買っちゃうんだよなぁ。てな感じで7千円くらい散財しました…。着なそうなTシャツや付けなそうな腕時計にウエストのきっついジーンズ(またかい)。まあ、そんな結局着なかったもんでも同じくらいかそれ以上の値段で売れたりすんだよね。それがフリマで服購入する者のおいしいところ(でも、これってかなりのエコじゃね?)。先週のフリマで千円で買って、穿かなかったジーンズなんかも今回二千円で売れたし。でも、売れっかなと思ったもんは売れて、微妙かなと思ったもんはやっぱ売れないんだよなぁ…。みんなもちゃんと目利きだなって。そんな発見をしつつ、今日はPlayers Associationの「Players Association」をご紹介。

77年発表。レーベルはVangurd。このグループは典型的なレアグルーヴなインストグループ。比較的値段が高いレアグルーヴ作品の中にあっては値段もお手ごろで、内容もあるというおいしい盤なのだ。でも、このグループ、レアグルーヴ特有のラフな感じは少なくて、言ってしまえば、ソウルのバックバンドみたいな感じ。だから、刺激という面から見たらあまりないかな。でもやっぱり演奏がしっかりしているから、いい曲をカバーしたりすると出来が良かったりするんだよね。その典型的な例がArchie Bell And The Drellsの"Let's Groove"のカバー。印象的なベースラインに絡んでくるサックスは十分に魅力的だ。オリジナル曲である"Hustlin'"もノリが良くて最高だ。他の曲は可もなく不可もなくといった程度。ん~、久々に聴いたんだが、やっぱレアグルーヴ感が乏しいな(じゃあ紹介すんなっつわれそうだが、なかなかはいいのよ)。演奏が整いすぎてんだよね。破綻がないっつーか。値段相応ってトコかな。アルバムはこれを入れて3枚くらい出していると思われる。他のアルバムでもなかなかやってくれとります。

フリマの帰りにブックオフでCD見てたらIce Cubeの「Lethal Injection」が百円だったんで、まあ安いからいちよ買っといた。で、家に帰ってCD棚を見たら、ありました…。もう、これ何回やったら気が済むんだろうなぁ。アホみたいだね。いや、完全にアホだな。

2007年9月14日 (金)

Panaceaな日

Panacea 最近のテレビを見ると、ちょっとした変化を感じます。それは、「かわいさの概念が変わってきた」ということ。それを強く意識したのは蒼井優。最初、あれを見てかわいいって思えなかった。僕はもうおっさんなんでしょうか?確かに、今年の夏、熱闘を繰り広げた高校球児たちとは、もう4つも年が離れてる。僕が中学でX,Yと悪戦苦闘しているときに、彼らは青鼻たらしながら外を走り回っていただろう。その若いニューウェーヴたちのかわいさの概念では直球ど真ん中なのかなぁ。でも、このまま時代に一矢も報いず遅れていくのは嫌だと感じ、蒼井優が出たらテレビを凝視!この研究結果から彼女はかわいいんじゃなくて、かわいらしいのではという考えが生まれた。なんというか、雰囲気がかわいいみたいな。この結論じゃ駄目でしょうか?新たな見解求む!んな感じで、今日はPanaceaの「Ink Is My Drink」をご紹介。

06年発表。レーベルはTime Machine関連のGlow-in-the-Dark。音楽性も彼らと似ていて、ソウルフルな音を好む傾向にある。有名なプロデューサーでいえば、9th Wonderなんかを思い浮かべてもらえればいいかもしれない。この手の音は一昔前に流行ったけど、あまり個性などを感じることは出来ない。でも、やはりソウル好きな面々はその暖かい音には逆らえず、聴いてしまう。そんなときに良い悪いの判断基準になるのはやはり音の完成度とネタ使いのセンスに他ならないだろう。このPanaceaはそれを感じさせてくれるグループたり得ている。例えば、"Ecosphere"だがこのサビ以外で使われているメロウでかわいらしい上ネタはもう玉らん(byTerry Johnson)!こういったソウル好きの触手が伸びそうなトラック盛りだくさん。他に挙げるなら、"PULSE"や"These Words"辺りかな。後者ではもうサビで歌っちゃってます。また、最終曲の"Starlite"はその他のトラックとは少し毛並みが違い、次への飛躍も感じることが出来る。ソウルフルなアングラヒップホップ名作。

いやぁ、でも、雰囲気ってのは超重要なワードかも。新垣結衣もあのポッキーのCMだと何倍もかわいく見えんもんな。その点、アベレージでかわいさ表現できてんのは相武紗季かな。ってなんでこんな芸能評論みたいなことしてんだっつーの。ちなみに、僕が好きなCMは高橋マリ子が出てるニッセンのやつです。はい。

2007年9月13日 (木)

Dedaな日

Deda 最近、無料動画チャンネルのGyaoとかを見たりするんだが、結構面白いね。よしもとの若手とかが渋谷の無限大ホールでフリートークしてたりすんだが、自分のお気に入りの芸人だとちゃんと最後まで見ちゃったりとか。で、今日、また見てみたんだけど、なんとニュー番組で、板尾創路の音楽番組っつーのが始まってた。やっぱり、ここは板尾ファンとして見とかねばと思い、チェック。番組自体はゆる~い感じで、ゲストもメロン記念日とかいうB級アイドルグループだったんで、たいした盛り上がりも見せなかったんだけど、やっぱり板尾の天然ぶりは炸裂してましたわ。そのメロン記念日っつーのがライブでDJやってて、そこにゲストDJとして参加してくださいよ、みたいなことを板尾に言ってたんだけど、板尾は「DJなんてそんな…」って全然興味ない返しをしてたんだよね。でも、そんな板尾の着ていたTシャツには大きく「スクラッチ」ってプリントが入ってた。めっちゃDJ意識してるやんと(笑)。やっぱ、すごいわ、あの天然ぶりは(てか、もう狙ってるとしか思えない…)。と感心しつつ、今日はDedaの「The Original Baby Pa」をご紹介。

こちらの作品は90年代後期にInIなんかと一緒にお蔵入りになったPete Rockプロデュース作品。正式に発売されたのは03年BBEからのこのジャケットのものになると思う。まぁ、結構なPete Rock狂の僕は本作、INIの「Center Of Attention」の両作品をレコで購入。さらにはこの二枚入りの正規CD「Lost And Found」を購入したのでありました。だって、楽にパソコンに入れたいし、これがなんでお蔵入りになったかとかの経緯を知りたかったし…。っつー私情は置いといて、レビューを。まず、Pete Rockはその当時の一流プロデューサーにしては珍しく、一人でアルバムを総プロデュースするといった作品は自分達名義のものくらいしか残していない。そういった意味でこの2作は非常に大きな意味を持ってくるということが出来るはずだ。アルバム通して聴くと、やはり「The Main Ingredient」の頃の音の質感に非常に近いように感じる。そう、あの温かみを持った上ネタと太いドラムだ。それを思いっきり体感できるのが、"Baby Pa"。このドラムのでかさはヤバイっしょ。そしてこのホーン使い。今のジャジーなアングラが軟弱だと思われてるのには、この時代の音がここまでの完成度を誇っていたからに他ならないのではないだろうか。時代の音を体現した一枚。INIも一緒に入った「Lost And Found」なら今でも中古CDショップに出ているのでは。この2枚入りでの定価が2350円なんて安すぎんぜ、BBEさんよぉ。

しかし、板尾も絶対司会者タイプじゃないよなぁ。ある程度人数がいて、ぼそっとなんか言うのがおもしろい。後は、大喜利とかの発想系。あっ、後、やっぱガキ使の板尾企画はおもしろいなぁ。

2007年9月12日 (水)

Niteflyteな日

Niteflyte 街のレコード屋さんて、いいよね。街のとは言えないかもしれないけど、郊外にある数店舗のチェーン店とかも。毎回、それを感じますよ。今日もふらっとチャリンコに乗って、家から15分くらい離れたレコ屋に行ったんだけれども、そこで掘り出し物が!そこは店長がロック好きそうなオヤジで、他ジャンルにはそう目をかけてないみたい。そんなところは、僕みたいなブラック好きには持って来いの漁場なんですよ。今日も店に入るなり、輸入ソウルレコのダンボール箱に直行。dig!dig!dig!最初は、この前来たときとあんま変わってねーかと思ったが、後半で1枚だけお目当てのものが出てまいりました。Fred Wesley And The J.B.'s 「Damn Right I Am Somebody」のPeople原盤!しかもお値段1000円ジャスト。傷の具合をチェックして、即購入。そこは学割があるお店で、さらに10%Off。なんと900円で手に入っちまいました。ありがたやありがたや。そんな気持ちを忘れずに、今日はNiteflyteの「Niteflyte」をご紹介。

81年作の2枚目。このNiteflyteは白人のSandy Toranoと黒人のHoward Jonesが組んだ2人組グループ。Howard Jonesはこの後も時代を代表するようなプロデューサーと共に仕事を行い、良作を発表している。このアルバム、音の担当が白人のSandy Toranoということもあってか、黒さがあまりないスマートな感じに仕上がっている。ここらへんで好き嫌いが分かれると思うんだけれど、AOR的なメロウさも受け入れられる人なら全然いけます。僕も少し軽いなと思って奥にしまい込んでいたんだけれど、この前友達と行ったDeptで流れてて、久しぶりに聴いたら、カッコイイじゃんということになってご紹介。そこで流れていた曲というのはもちろん"Are You"。そう、スマップのヒット曲"がんばりましょう"の元曲だ。この軽快&爽快なナンバーはやっぱりいつ聴いてもいいなぁと思うことが出来るエヴァーグリーンな一曲。でも、他の曲も見落とせないものがちらほら。これまた爽快なナンバー"Anyway You Want"やすごいベタベタなスロウ"You're Breaking My Heart"(これこそ好き嫌い分かれるなぁ。でも、サビ前の歌メロとか最高なんよ)とかね。しかも、このグループ、Howard Jonesのソウルな声とSandy Toranoのファルセットの使い方がうますぎる。これが曲をさらに魅力的なものにしている要因だろう。爽快感溢れるメロウな一枚。でも、レゲエの"Shoot From The Hip"とインストの"Alicia's Song"はちと蛇足か。

このNiteflyteも結構なお高盤。でも、これもフリマで300円くらいだった気がする。待ってりゃどこかに安く売ってるもんなんだよね。市場価格7000円弱くらいのものまでであれば。でも、この前とあるレコ屋でFour Mintsの「Gently Down Your Stream」(たぶん80年代のリプレス盤)が6000円で売っていた。ちょい前に2naさんのブログでも紹介されてたやつだし、「欲しい!」ってなったんだけど、さすがに自分のレコ購入最高額を2倍以上も更新させるわけにはいかず買わずじまい。う~ん、欲しい!今度、麻雀で大きく勝ったら、買おう。ってそれまでに売れてるかなぁ…。

2007年9月10日 (月)

Five Starな日

Five_star いやぁ、ブラックミュージック好きのみなさん、ちゃんとbmr(ブラックミュージックレビュー)読んでますか?僕は読んでます!最近のbmrはソウルの再発盤の情報すら載せねーから読んでねーわい、とおっしゃる方も多いでしょうが、今年からはかなりソウルの情報も充実しとるんです。James Brown、Sly And The Family Stoneの特集から女性ヴォーカルグループ特集までソウルファンには見逃せない企画盛りだくさん。さらに他の回ではオールドスクールやミドルスクール期のヒップホップを振り返ったり、ブラックミュージックを総括みたいな姿勢が見られる。でも、こういう企画って純粋に楽しみだ。bmrがまだ小さかった頃(サイズが)のフィリーソウル、シカゴソウル、アトランティックソウル特集なんて今でも本棚にちゃんと収まっていて、参考にしている。現代、過去両方を紹介していく姿勢がカッコイイな。みんなbmrを読もうってな感じで、今日はFive Starの「Luxury Of Life」をご紹介。

85年作。Five StarはPearson5兄弟(男2、女3)によるヴォーカルグループ。狙いはイギリス版Debargeか。リードは一番上っぽい顔付きのDeniece Pearson。でも、そんな顔に似合わず声はかわいらしい感じ。子供の男の子がファルセットで歌っているような雰囲気だ。そんな声からか音のつくりは少しポップさを持ち合わせている。でも、それがこの子達の歌う声には絶妙なマッチを見せるんだな。こうした80年代の音と子供声っていうのの組み合わせの良さはNew Editionでもう証明されているしね。最高なのは冒頭の"Love Take Over"からの3曲かな。特にアップナンバーである"Love Take Over"の出来は群を抜いているな。アーバン&メロウな雰囲気を保ちつつ、若さのある歌ではじけるこの曲は素晴らしい(歌メロも秀逸だ)。続く"All Fall Down"、"Let Me Be The One"の2曲はNick Martinelli作。これらは彼らしい非常に高いレベルのトラックが用意されているが、そんな曲でもこのFive Starは乗り越え、良い出来に仕上げている。これだけがんばることが出来たからこそ、2作目を発表することが出来たのだろう(次作は家の中で埋もれてしまって聴けなかったが、これもなかなかの出来だった気が…)。

bmrは大きくなった後もウェッサイの重要人物たちの過去作品をまとめて、紹介するような企画をしていたし、継続して愛読している。とはいっても、新品で買っているわけではなく、古本で購入しているんだがね…。金持ちになったら、ちゃんと新品で買います。はい。

2007年9月 9日 (日)

Zoomな日

Zoom 前にも書いたことなんだけど、僕はレコードを一軍、二軍、予備軍と分けている。常時、入れ替え戦が行われているため、予備軍から新しく一軍に入ってくる盤、一軍から二軍に落ちていく盤というものが発生してくる。でも、これが面白いことに、「あれっ、この程度の盤が一軍だったかぁ」って思わせるような盤が時々あんだよね。これはいったいどういうことなんだろうなぁ。単純にそのときと趣味のズレが生じているのかなぁ(小さなズレでもこれだけの音楽に囲まれていると大きな変化ではある)。それとも、そのときの気分に合っていて選んだが、今の気分とは合っていないとか。この後者の方が当たっていたなら、それはすごくおもしろいよね。人間はそのときの気分によって音楽的趣向が変わってんだなぁと。でも、それを感じるときはあるな~。I Podで聴くアルバムを選ぶときなんて、「今日は70年代ソウルだなぁ」とか「今だとミドルのヒップホップが聴きたい」って感じで決めている。やっぱ、気分、場所、時間といった色々な要素で、そのとき聴いた音楽の印象は変わってくるんだろうな。つくづく不思議で最高なもんです、音楽って奴は。ってなことを考えつつ、今日はZoomの「Saturday, Saturday Night」をご紹介。

81年発表。Zoomは8人組インスト&ヴォーカルグループ。プロデューサーはセッションドラマーとしての活躍が目立つJames Gadson。このアルバムは同時代のインスト&ヴォーカルグループの作品に比べて、機械の使用度が少ない。要するに70年代のスタイルをこの時代にも押し通しているんだよね("Distant Destiny"のみ80年代色が強い)。その行為が良いか悪いかを別にして、純粋に作品としてのよさという観点から本作を見たならば、良いとしか言いようが無い。アルバムの構成としてはよくあるパターンのA面がファンク、B面がミディアムとスロウというスタイル。タイトル曲の"Saturday, Saturday Night"がダンスクラシックとして有名らしいが、ノリの良いファンクナンバーだなぁというくらいか。そんなA面のファンクサイドは可もなく不可もなく、といったくらい("Raid"はもろにP-Funk)。特筆すべきは、B面。"I Believe In You"からの3曲はとろとろになるまでメロウに煮込んであって、最高としか言いようが無い。中でも、特にいいと思えるのが"Love Seasons"。メロウなバックにファルセットが映えるこの曲がこのアルバムのハイライトではないだろうか。とにかくB面に聴き所の多い一枚。"Saturday, Saturday Night"しか知らない人には、ぜひ手に取ってもらいたいアルバムだ。

僕の場合、外に出て行くときにはヒップホップ、帰り道はソウルなんかが聴きたくなるなぁ。やっぱり、向かうときには勢い付けて、帰りには安らぎを求めるのかな。音楽は楽しみとしてだけではなく、生活において心にいい作用を与えてくれるっつーのもあんだよね。「音楽最高ですか?」「最高でーす!」

2007年9月 6日 (木)

Starving Artists Crewな日

Starving_artists_crew 一昨日の記事の余波で、今日も45人来たなぁ。てか、そんな良かったかな、この前のリンカーン。個人的にはあのウリリン滞在記っていう企画よりも、どんだけぇ~の泉の方が好きなんだよね。あれこそ、芸人らしい企画だと思うけどなぁ(リンカーンのコンセプトは「芸人の芸人による芸人のための番組」だったと思う)。おもしろいし。前も書いたけど、僕はお笑いの番組では芸人力が出る企画が好きだ。例えば、大喜利。あれは、本当に笑いの格闘技的要素が一番発揮されていると思う。発想力勝負っていうのがいさぎよい。場の空気によって、かぶせなどしていくところも、実力が試されるだろう。しかし、そんな大喜利を本当の格闘技に仕上げた大会(番組)がある。それは、「ダイナマイト関西」という大会だ。1対1の大喜利で相手の持ち点5ポイントを先に消した方が勝ちというシンプルなもの(ポイントが消えるかどうかは、大喜利の内容の良し悪しで審査員三人の多数決で決められる)。これは、ストイックに笑いを創り出していくところがカッコイイ。実際、おもしろいし。2007年大会の予定などは書き込まれていないけど、行われるなら非常に楽しみだ。そんなお笑い好きな一面を見せつつ、今日はStarving Artists Crewの「Up Pops The Sac」をご紹介。

04年発表。レーベルはアングラヒップホップ名門のFatbeats。ファースト12inchである"Artisty Original"(プロデューサーはPeople Under The StairsのThes One)がヒットし、出されたアルバムが本作「Up Pops The Sac」("Artisty Original"は未収録)。このStarving Artists Crewっていうグループも、People Under The Stairsあたりのただただジャジーなだけではなく、ファンキーさやラップの掛け合いの楽しさなどを兼ね揃えている。しかも、そのレベルが高いのなんの。僕個人としては、持っているPeople Under The Stairsのどのアルバム(1~4枚目)よりもいい出来してると思うな。それはどこから来てるかといえば、ネタ選びのうまさとドラムの太さ、そしてラップの魅力の高さってところに起因しているんじゃないかと思う。その要素がもっともうまく出た名曲が"The Kick Clap"だろう。この洗練されたジャズのネタ、ぶっといドラム、ラップの楽しさ、どこをとっても完璧でしょ。また、レイドバックした"The Promise"なんかの心地良さにはたまらないものがある。こうした良曲がところせましとアルバムを埋めているんだから、恐れ入る。アンダーグラウンドヒップホップのアルバムは結構注目して昔から買っていたが、本作はベスト10には入るんじゃないかな。それだけいいです。でも、解散してしまったらしい…。

大喜利企画は個人的に大好きなのだが、あれだけが笑いの表現方法ではないよな。出川とかだって出川なりの良さがあるわけだし。笑いって難しいね。でも、笑いって大事だよね。

2007年9月 5日 (水)

Miraclesな日

Miracles いやぁ、このブログ、いつもは訪問者数がたかだか10人位っていうしみったれたもんなんだけど、今日はなんと75人(現時点で)!僕の音楽レビューがついに報われたのか?!と思いきやそんなことはまったくなかった。実は、昨日のさわりの部分で書いたリンカーンのことで、アクセスが殺到しただけのことだったと。しかも、今日の検索ワードはすべてリンカーン関連オンリー。昨日のレビューとして挙げたEl Chicanoでの検索はゼロでした…。なんちゅう悲しさ。副業で大もうけしちまったみたいな(俺はたむけんか!)。まあ、でも見てくれただけうれしいよ。お笑いに関してやヒップホップ論なんかも若干述べられたからさ。でも、今日見た人達のリピート率ってゼロなんだろなぁ…。まあ、こんなミラクルを起こした日には、Miraclesの「Renaissance」をご紹介。

73年発表。Miraclesっていうと、ソウルの中でもかなり有名な部類に属されると思うんだけど、アルバムを全部持っているって人はそうそういないように思う。60年代のSmokey Robinsonが在籍していた時期から数えれば、相当な枚数が出されているグループっていうこともその原因にはなるだろうが、これという一枚がないというのが本音ではないだろうか。僕の参考にしている「Back To Basics 70年代ソウル」においては、「City Of Angels」が紹介されているが、このセレクトはちょっとなぁ…。だったら、2年前に出された本作こそがSmokey Robinson脱退後のMiraclesの代表作ってことでいいと思う。ライター陣を見ただけでも、そうそうたる面子。Marvin Gaye、Leon Ware、Willie HutchにLarry Mizellまで。ニューソウルな雰囲気を持つ人が多いけれど、アルバムの内容としては激スウィート。その甘い音に乗るコーラスは昔から続けている人達だけに整っており最高だ。でも、このアルバムが紹介されない理由っていうのは少し分かる気がする。それは、この1曲っていうのがないところだ。でも、反対に言えば、それだけ粒揃いのアルバムってことになる(個人的お気に入りは"I Didn't Realize The Show Was Over"かなぁ)。激レアスウィートアルバムにも、いいものが多いけれど、こういった古くからやってるグループの名作も抑えておきたいところ。

今回の訪問者数増加でちぃと味をしめて、リアルタイムなネタを書いてこうかなぁ。けっけっけ。と思ったけど、そりゃ違うわな。やっぱ、僕のブログでの本質は音楽でしょ。音楽においてもそうだけれど、売れるもんをつくるんじゃなくて、いいもんつくってたら、自然と客は寄ってくるっていう思想でいたいな。このブログはいい!…と信じたい。

2007年9月 4日 (火)

El Chicanoな日

El_chicano 今さっきまでリンカーンを見ていたんだけど、中川家の剛が練馬のラッパー達と一週間過ごすって企画やってたんだけど、すごかったね。「メーン」と「ディス」の連発。めっちゃウケた。あれはテレビの企画上のことなのかもしれないので、どこまでが本当か分からないけど。でも、ラップが自分の悔しさから発生するもんだってのは初めて知ったな。そういう解釈をしてんだなぁって。成り立ちとしては、DJのかける曲に対する囃子(盛り上げる)なんだけどね。でも、確かに時代は変わっているし、解釈は難しいな。でも、悔しさだけに限定してしまうことは間違ってるけどね。とか言いつつも、そこも演出かもしれないからなんともいえん…。笑いの番組はおもしろければ、正解だと思うから。しかし、ラップには定義なんてないと思うな。意味ない単語の羅列でもそれがカッコイイと感じられれば、カッコイイ(たしかbmrに出てたんだと思うが、グレッグナイスのリリックなんかは韻を踏むことを第一に考えていて、内容は通じないようなこともあるんだと。それでも、すごいカッコよく聴こえんもんな)。という意味では、リリックよりはフロウの方が大切だと思う。しかもラップとヒップホップは意味合いが違うんだぜってことを教えてあげたいな(ヒップホップの一要素がラップ)。そんなヒップホップのあり方について考えながら、今日はEl Chicanoの「El Chicano」をご紹介。

73年発表。本作が何枚目かについて定かな記憶は無いが、アルバムは自分で見たことがあるものだけでも3枚、もっと多く出ている可能性も高い。そして、名前からも分かるとおりこの人達チカーノ(メキシコ系アメリカ人)。昨今では、チカーノラップがもてはやされているが、元来この人種にはメロウな気質がある。自分で買って聴いたことは無いのだが、ローライダーのコンピには甘茶のソウルが収録されることが多いというのもうなずけるのだ。本作もそんな甘い雰囲気を持っており、そこにラテン&ファンキーな味付けがされている。そんなラテン系ならではの楽曲をメロウにファンクにキメてくれるのが、"Together"。この曲はラテンのよさが生かされているし、メロウな疾走感もあって、非常に良い出来と言ってしまっていいのではないだろうか。でも、このアルバムでいったらやっぱあの曲のカバーってことになってしまうのはもう必然でしょ。そう、Marvin Gayeの"What's Goin' On"。この曲のカバーは確かLes Maccannなんかもやってたと思うが、やっぱりこっち(あれも昔コンピで聴いてなかなか良かった気がするけど)。それはインストであるがゆえに、ドラムが強調され、メロウなオルガンがヴォーカルの換わりに乗っているところ。このオルガンソロやギターソロがまたカッコイイんだ。昔からDJやらしてもらうときには必ずかける一曲です。最高。でも、アルバムの中で手放しで褒められるのはこの2曲だけかな。後はまあまあ。典型的なレアグルーヴ作品。

いやぁ、でも今日のリンカーンで驚いたのは練馬のボスとして出てきたD.OのCDをこの前のフリマで買っていたこと。なんたる偶然…。なぜ、日本のヒップホップを買ったかというと、このアルバムにえん突つのロゴが入っていたから。最近はどんな感じなんかなと思って、ちょっと手にとってみたんだが…。音がどうも好みではなくてね…。昔はLamp Eyeとか出しててかなり良かったのになぁ。日本語ラップで今も好きなのはキエるマキュウくらいなもんです。あっ、後、最後になったが、今日のリンカーンで一番面白かったのは藤本の顔面バレーボールでしょ。あれは単純におもしろいよ。

2007年9月 3日 (月)

The Best Of Both Worldsな日

The_best_of_both_worlds いやぁ、やっちまいました。昨日、友達とフリマに行って、服やらCDやらとでもろもろ壱万円も使っちまいました。でも、これだけなら、なにもやっちまったことはないんですが、その買ったものがやっちまったんです…。CDはMadlibの「Shades Of Blue」やOrganized Konfusionの「O. K.」なんかを300円以下で買えて大満足だったんです。しかし、問題は服…。ズボン3足、シャツ3枚、Tシャツ4枚、スウェット1着、ジャージ1着、帽子2個と買ったんだけれど、家に帰って着てみたらズボン2着は完全に不発。両方ともジーンズなんだけれども、ウエストが入らない…。いつのまにこんなに太ったんだ?!とか考えながら、シャツを着てみると全然似合わん!帽子は小さい!Tシャツはサイズが微妙!なんじゃこりゃあぁー(by松田)!!フリマはもう何年も通い続けているベテラン選手なんだけどなぁ。これらはみんな次のフリマ行きです…。さよなら、さよなら、さよなら(by淀川)。そんな悲しみにくれながら、今日はThe Best Of Both Worldsの「I Want The World To Know」をご紹介。

75年。本作はまさしく隠れた名盤という表現が良く似合う一品。レーベルは以前紹介したRudy Love And The Love Familyと同じCalla(いいの出すねぇ)。本作のよさは75年というディスコへの移行期である時代における最高の作品を作っている点にあると思う。このグループはファンクの要素が強いグループなのだが、そういった曲へのストリングスの使用など時代が変わりつつあることを感じることが出来る。でも、そういった反面、生音のラフな感じの音も確実に聞き取ることが出来るのだ。その過渡期ならではのよさを味わって欲しい。程よいメロウさ、ファンキーさ、ラフさ、ヴォーカルのよさ(この歌い方は相当好き!)、これらが絶妙に交じり合って、本作というものを形作っている。それを全編から感じ取ることができるため、捨て曲は無いといってしまっていいかな。それでも何曲か参考のために挙げるとすると、ストリングスを絡めた疾走グルーヴィーファンク"50-50"や正統派ファンク"Broad Jumping"。ここらへんはもう掛け値なしにカッコイイ。メロウなミディアム"Invisible Flowers"やスロウのタイトル曲"I Want The World To Know"なんかもヴォーカルの良さから、かなりいい出来してる。これは文句ない名盤っていえるはず。見つけたら即買いで。

いやぁ、昨日のフリマは本当に惨敗だった。でも、一つだけかなりいい買い物が出来たんだよね。それはジャージ。大好きなアディダスのなんだけど、ヴィンテージのフランスventrex製のが2000円ぽっきり。都内のヨーロッパ古着のお店なんかだと、12000円くらいで売っている代物だ。しかも、同じものをヤフオクで落とそうとして失敗したこともあるやつなんだよね。これでちょっとは負けを取り戻せたかな。

2007年9月 2日 (日)

Crazy Ken Bandな日

Crazy_ken_band いやぁ、さっきまでETV特集「裁かれなかった毒ガス作戦」を見ていた。自分のあまり知らなかった話だったので、非常に興味深く見ることが出来たといえる。そこで、一つ疑問に思ったことは「毒ガスの倫理性」という側面。確かに人体に損傷を与えるといった要素は問題であるといえる。しかし、それは鉄砲、爆撃なども同じであるといえるのではないか。戦後、地中に埋められたガスが漏れたという事件も不発弾問題とどういった相違点があるのだろう。後遺症だって、砲弾で足を吹っ飛ばされるのは問題ではなく、毒ガスで受けたものは悲惨であるということになってしまうのだろうか。そういった「毒ガスの倫理性」という面で、本番組は明確な答えを提示していないように感じた(本番組の趣旨ではないが、この問題を考える場合、非常に重要であることに間違いは無い)。ただし、その当時の状況を知れたという意味ではやはりいい番組だと思ったのだけれど(あっ、後、最初の数分間は見れなかったので、そこで語られていたのなら、すいません…)。そんなことを考えながら、今日はCrazy Ken Bandの「肉体関係」をご紹介。

01年発表。そして、日本的ソウルを感じさせる歌い手、横山剣率いるCrazy Ken Bandは日本の音楽業界におけるソウルの一番の担い手であるといえるだろう。この日本的ソウルというのは日本に根ざしたソウルという意味で用いてみた。横山剣の歌唱を聴いてみても、それほど黒人的な臭いを感じ取ることが出来ない。しかし、ソウルフルに聴こえてくるのだ。このマジックはいったいなんなのだろう?それを考えたときに出てくる答えが日本的ソウルなのだ。歌はむしろ演歌とかに近いのかもしれない(演歌については詳しくないが、"タイガー&ドラゴン"での歌唱はこぶしみたいなものを感じる)。でも、その日本的ソウルフル歌唱がソウルな楽曲に乗ったときに爆発するのだ。でも、それこそが日本におけるソウルであるのではないか。ただ、黒人のモノマネをしたって、それが本家を超えることは無い。だったら、日本人がやるんだから日本人色を出していこうという考えの方が真っ当な気がする。少し話がずれてしまったが、本作でその爆発を見せてくれるのが、Ripple"Be My Friend"のイントロを拝借した"発行!深夜族 Honmoku'69 Tune"だろう。この疾走する楽曲で歌うとやっぱりソウルなんだよなぁ。単純に最高な一曲。また、"あるレーサーの死 Audiomusica N°10"や王道ポップな楽曲で菅原愛子と絡む"パパ泣かないで"での横山剣の歌唱はひたすらおっとこ前だ。やっぱり、Crazy Ken Bandはカッコイイ。ジャケのセンス、色合いも最高だしね。新しいアルバムは聴いたことはあるが、持ってないものも多い。この後、ソウル感が増した気がするので、さらなる名盤を買うことが出来たら、そのとき紹介します。

さてさて、話をまた少し重い方向に戻して。この番組についてのことをブログで書いてる人が何人かいたが、「アメリカは毒ガスの怖さを認識していて、日本が原爆を投下される数日前までは九州に毒ガス作戦を実行しようとしていたのだ」といった内容のことが書いてあったりした。でも、それはおかしくないか?!原爆はありなんかいと。原爆の方がよっぽど問題としては大きいと思うけどなぁ。やっぱり、今日のを見てて、思ったことは「戦争はやっぱりあかんなぁ」と(小学生の感想文か)。最近でも、フセイン時代のイラクはマスタードガス使用してっかんね。銃弾も砲弾も毒ガスも原爆も食らいたくありません。

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