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2008年2月

2008年2月24日 (日)

Amuzement Parkな日

Amuzement_park 来週の月曜からヨーロッパの方に旅行に行ってまいります。わーい、初の海外だぁ~い。なーんて、うかれていますが、実は僕、旅行に関してはそうも素人中の素人で、楽しみ方があんまり分からないんです…。観光スポットに行って、「すごいね~」とか言ってても、なんか退屈になってしまうんだよね。それなら、むしろその今まで踏み入れたことのない街(観光スポットなどではなく)をふらふらしてみたい。知らない街の雰囲気やまだ自分の中では未開の地であるその場所に対する探究心なんかは豊富だかんね。日本でも、いつも、自転車に乗りながら、それぞれの街のレコードショップや古着屋、ラーメン屋からブックオフまで(笑)、行ってるくらいですから。だから、ヨーロッパでもそれを実行する予定。ドイツ(フランクフルト)、フランス(パリ)、イギリス(ロンドン)という三カ国を回る強行軍だけれど、そこはもう次はいつ来れるか分からないってことでさ。フランクフルトでは、オールドアディダスが売ってる古着屋さんなんかに行ってみて、パリは普通に観光(カフェでカプチーノ飲みながら、パリジェンヌ観察なんかもね)、ロンドンはレコ屋とサッカー観戦(プレミアのチケットは取りにくいらしいが粘ってみます)てな感じです。実際にはどうなることやら?!まあ、そこは帰ってきてからのブログをご覧ください。ってな感じで、今日は、Amuzement Parkの「Amuzement Park」をご紹介。

82年発表のアルバム。レーベルはDunn & Bruce Streetの「Official Business」のリリースで知られるMinus Music Incというところ。その縁もあってかDunn Pearson(キーボーディストとして、数々の作品に参加)がプロデュースを担当し、かの作品と同じくメロウでアーバンな作風に仕上がっている。さらに客演ヴォーカル陣は豪華で、Norma Jean、Tawatha Ageeなんかも参加。これだけで期待が膨らむものだが、実際の内容だって負けてない。70年代~80年代にかけての過渡期的な作風で、以前紹介したMadagascarなんかに雰囲気がよく似ている。ディスコな残り香が多少あって、それでもシンセの使い方などから新しい時代への変化が感じ取れる。奇しくもMadagascarをプロデュースしていたJohn Barnesも売れっ子セッションキーボーディストだったな。80年代前半はキーボーディストがシンセをうまく利用した作品を出しているのかも?!なんて推測も出来ますわな。脱線しましたが、軌道修正して曲紹介を。まず、僕が取り上げたいのは軽快なミディアム"So Inspired"。このポップなメロディラインと心地良い音のコンビネーションは抜群ですよ。"Do You Still Love Me"、"Who Do You Love"といった甘~いスロウの出来も素晴らしい。軽めのファンクチューンも聴きやすくて、なかなかよいです。80年代前半過渡期的時期のメロウな名盤です。ここまで無名なのはちょっとおしいかな。

まあ、やっぱり海外でのレコ買いってのには夢も膨らむわけで…。そこはちゃんと予習しとかないとね。ってことで、事前に内門洋+ミズモトアキラ著「レコード・バイヤーズ・ダイアリー」を読んどいたわけですよ。いやぁ、ヤバイですね、内門洋。まさしく「レコード狂の詩」でした。吉祥寺のBallroom Recordなんかも行ったことあるしね(他で安く購入したレコがあんま良くなかったんで、転売させてもらいやした)。ロンドンのレコ屋も何件か載っているんで、参考にさせてもらいます。いやぁ、なんか気分上がってきたぁ!よしっ、いざヨーロッパへ、しゅっぱ~つ!!

2008年2月15日 (金)

Roy Hargrove(RH Factor)な日

Roy_hargrove 最近、石田さんの本を読みました。あっ、石田っていっても、「池袋ウエストゲートパーク」の人じゃないですよ。衣良じゃなくて、義則の方です。っていっても分かんないよね。石田義則っていうのは、日本人のラッパーのECDのことです。彼の書いた「失点イン・ザ・パーク」っちゅーのを読んだんですわ。ECDの音楽は昔から結構聴いていて、「SUMMER MADNESS / LIVE AT SLITS 」、「ホームシック」あたりは愛聴盤だったんだが、本を出したっていうのはなんかの雑誌では見かけてはいても買おうとは思わなかった(タイトル自体は、"Sitting In The Park"にかけてあって、「おっ?!」とは思ったけども)。でも、これを友達が読んだらしく薦めてきて、ちょうどブックオフにも売ってたもんだから、買って読んでみたんです。最初は、ラッパーにそんなたいしたこと書けんのかって思って読み始めたんだけど、これがなかなかやるではないかと。はまってしまい、がしがしと読んでしまいました。筆者の自伝になるんだけど、どうも自分の姿と重ね合わせてしまう部分があったりして、面白かったです(アル中関連の部分は個人的に非常に興味深い)。ガロ系のマンガが好きな人にはオススメできる内容です。まっ、そんな本の紹介もしつつ、今日はRoy Hargrove(RH Factor)の「Hard Groove」をご紹介。

03年発表。Verveからの作品。70年代のレアグルーヴ文脈で評価されているジャズって値段が高いから、あまり手を出していないっていうのは以前も書いたことなんだけど、なら現代においてR&B、ヒップホップに接近しているものを聴けばいいんじゃないかってことで、3~4年前に購入したんすよね。まあ紹介までの流れを事細かに書くと、本作が発表された当時にbmrで目にする→レコを購入→ほどほどに聴いたがお蔵入り気味に…→CDが安く売っていたので、I Tunes取り込み用に購入→再度、ヘッドフォンで聴くと、かなりいいっ!→紹介、ってな流れです。R&B、ヒップホップにへの接近度は、単純に客演を見ただけでも丸分かりで、Q-Tip、Common、D'Angelo、Erykah Baduなんていうそうそうたる面子が参加しています。Soulquarians(もはや、実体は無いのかな?!)周辺の人脈が多く、音に関しても共通点が多い。要するに、生音中心でジャズなどの要素をふんだんに取り入れたファンキー&メロウな作風ということ。当たり前のことだが、本作はそんな音の中でもジャズ寄り。そんな本作の中でも、ベースとドラムが黒いグルーヴを作り出している"Hard Groove"、Funkadelicのカバーである"I'll Stay"(D'Angeloの歌も合ってる)あたりが濃ゆくて、素晴らしいです。女性ボーカル入りの"Forget Regret"なんかもいい。また、レイドバックメロウなQ-Tip客演曲"Poetry"の心地良さもはんぱじゃないな。つまり、アルバムを通して非常に完成度が高い一枚ということ。ソウル、ヒップホップ好きにも十分オススメできる現代のレアグルーヴ作品です。

ECDしかり、吾妻ひでお(「失踪日記」)しかり、アル中の人が書く自伝はおもしろい。でも、二人ともそのアルコール依存を断ち切ってから、描いてるんだよね。そのアル中の人が置かれている現状は非常に興味深いけれども、創作活動はそれを断ち切らないことには成立しないってことですわな。まあ、僕は創作活動はしていないけれど、酒は中学後半から飲み始め、高校後半~浪人時代くらいには慢性化してるという事実がありまして…。でも、飲む量は一日焼酎を250mlくらい。さらに昼間は飲まないように自制しているから、まだまだ大丈夫かな(?!)。でも、摂生は大事だから、飲まない日もつくるようにせねば(って思ってんのに出来ないんだよなぁ…)。

2008年2月 8日 (金)

Dread Scottな日

Dread_scott いやぁ、4年間やっていたバイトをついにやめましたよ。最後の1年間はあまり出ていなかったんですが、残りの3年間はフル稼働でしたわ。やめたときは、ちょっとホロっときそうになりました。で、やめた今だからいいますが、僕はレコード屋でずっとバイトしてたんですよね。吉祥寺のレコファンっちゅー店で。だから、これを見てくれている人で、吉祥寺のレコファンに何回か行ったことがあるって人とは顔を合わしたことがあると思います。でも、この4年間はツライこともありーの、楽しいこともありーのな時間だったなぁ(なーんて感慨深げな感じでね)。でも、やっぱり、レコ屋のバイトは音楽好きなら必ず楽しいはずです。小さな店だったし、僕が学生で多くの時間入れるわけでもないということで、査定などの作業はできなかったけど、中古CDを磨いて袋詰めする作業でも、ジャケを見てるだけでも楽しいもんね。あっ、このアーティストはこんなアルバムも出してたんだぁ、とかこのアルバムはもうこんな値段下がっちゃったかぁ、なんて考えながら出来るのも性に合ってる。それに、小さな店の特権で、店で流す音楽を自分で決められるっていうのもよかったなぁ。新譜には限定されるんだけど、ブラックばっか流してましたよ。そんな、レコファンでの楽しかった過去を振り返りつつ、今日はDread Scottの「Breakin' Combs」をご紹介。

94年発表。でも、僕が今手もとにおいてるのは、05年発売の再発盤。オリジナルも持っていたんですが、久々に聴こうと思って、開けてみると中身はもぬけの殻。たぶん、以前聴いたときに、他のCDの中に2枚重ねて収納して、そのまま奥地に去っていったと思われます…。もう、こうなったら、救出するのは非常に困難なため、あきらめ再発盤を購入した次第です。でも、この再発盤には4曲ものボーナストラックが追加されていて、「あら、お得じゃない」ってことでね。よく知られていることだけど、このDread Scottの奥さんはR&Bのカテゴリーでも紹介させてもらったAdriana Evans。本作でも5曲に客演しており、「Adriana Evans」(Dread Scottプロデュース)との関連性を語りたくなってくるところ。実際、関連性は多く、生音を巧みに使ったメロウな音作りという点においては共通する部分を見出すことが出来る。でも、音はやっぱりヒップホップ寄り。だけど、奥さんが客演している曲では、やっぱりメロウな音作りになりこれが美味です(これが発展して「Adriana Evans」につながったことには非常に納得いくなぁ)。ボートラとして追加された夫婦競演の"Remember The Love Rap"、"Candy Man"の出来は素晴らしい。前者のブラジルのリズムの入れ方や後者のメロウな音の中での二人の温かい絡みは素晴らしいなぁ(Kenny Lattimore、Chante Moore以上のおしどり夫婦?!)。もちろん、既存の曲も良くて、またまた夫婦競演のメロウな"Check The Vibe"や熱いヒップホップチューン"Back In The Day"はクラシックでしょう。まあ、とにかく良い盤なんだが、ライナーノーツでもお勉強できました。Dread Scottが生音を使う理由として、「私を含め西海岸の多くの若者は、サンプリングする多くのレコードのコレクションを持つことができなかったから」と言っていた。確かに、西海岸のアーティストは生音を使うアーティストが多いなぁと。Dj QuikにしてもBlack Eyed Peaseにしてもね。いやぁ、でも、Black Eyed Peaseの1stよりも4年も前だからねぇ。かなり早かった傑作です(それにしても"Can't Hold It Back"でのラップがOl' Dirty Bastardそっくりなのはなぜ?)。

レコファンやめた今だからこそ言うけど、レコファンの中古の値付けはちぃと高いわな。でも、一番下のランクの値段帯に結構魅力的な商品が入っていることが多いので、要注意。特にヒップホップやR&Bの90年代の作品では思わぬ掘り出し物がありまっせ。また、輸入の新譜はどこよりも安いと思う。まあ、ちょっとした宣伝みたくなっちゃったけど、それもレコファン愛があるからこそでっせ。レコファン、いいお店です(太田胃酸風のイントネーションでね)。

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