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2008年3月 8日 (土)

ドイツでじゃないけど、Jorge Santanaな日

Jorge_santana_2 雨が降り始めたので、バックを確認すると、折り畳み傘が入っていない…。なんて、アホなんだ。ホテルに置いてきたでかいバッグの方に入れっぱなしにしておいたままだった。萎えた気分で、結構な道のりをホテルまで戻る。でも、こんなときのことを考えて、MarmotのGore-Texジャケットを購入しておいたのは正解だったな(出発ちょい前にフリマで4500円で購入。たぶん、偽者ではないと思うので、この値段は安いっしょ)。ホテルで付いた水滴を拭き、今後の予定を考える。今までは、市街地を中心に回ってみたが、これからはマイン川(フランクフルトを流れる結構太い川)の反対側を回ってみることにする(教えてもらったレコ屋もそっち側にあるしね)。雨の川沿いを進んでいくと、スピードを出し駆け抜けていく自転車数台と出会う。こっちの自転車は、ママチャリのようなものがなく、大体がマウンテンバイクタイプかロードバイクの類のもののようだ。スタンドは付いておらず、逆に街にはところどころに自転車がはまるような物体が置いてある。日本なんかとは逆転の発想だな。そんなことに感心しつつ、レコ屋の方に向かう。ここら辺は、川の反対側とは違い、住宅地が広がっているようだ。そんな中にぽつぽつと店があり、なんかいい感じ。目的地のレコ屋に着く前にもう一軒レコ屋を発見。ロック中心のようだが、ソウルのレコやヒップホップのCDなんかも少量ある。ソウルのレコはそんなに高くないのだが、日本での低~中価格帯(800~1200円)のものが多く、自分が一番持っているラインなので、掘り出し物はなし。ヒップホップのCDで、DITC「DITC」が7EURO(1200円弱)で売っていたが、仕入れとしては微妙な価格なのと、EU盤なのに恐れをなし、スルーした(今考えれば、買っておくべきだったかも)。その店では何も買わず、近くの目的地の店に到着。ソウルのレコが中古で結構揃っているようで、胸が高鳴る。掘り出すと、まあまあいいものがあるのだが、どれも買える値段より若干高い…。価値を分かっている証拠だ。Mirage「Princes Of Love」の18EURO(3000円弱)とLamont Johnson「Music Of The Sun」の15EURO(2500円弱)には最後まで悩まされたが、旅の序盤と金欠ということもあって、却下!Mirageはそのうち1800円くらいで場末のレコ屋で出会えると信じてさ。そんなこんなで、今日は、レコードを買わなかったフランスを飛ばし、イギリスはロンドンで購入したJorge Santanaの「Jorge Santana」をご紹介。

78年発表のアルバム。まあ、まずやられるのが、このジャケ(なんかの本でGal Costaのアルバムと並べられてたな。おへそもキュートだよね)ですが、次に「んっ」とくるのはお名前。お察知の方も多いと思いますが、もちろんあのSantanaと関係者です。彼は、Santanaの実弟で、ラテングループMaloを率いていた御方。本作は、Free Soulなどでも取り上げられていて、結構有名だと思うのですが、やっぱりラテングループっていうところには要注目だわね。しかも本作の発表が、78年っていうところも重要じゃないかな。レアグルーヴの文脈で評価されているラテングループっていうと、以前にも紹介したEl ChicanoとAztecaって辺りになると思うんだが、彼らは70年代後半には作品を残せてないんだよね(僕が知らないだけだったらすまん)。70年代後半っていうと、もちろんディスコの時代になるわけで、ここでうまく時代に合わせていけなかった彼らは脱落してしまったのかな、なんて勝手な推測をしてみるわけです。そういったディスコとラテンロックサウンドの融合という点では、本当に本作は良く出来ていると思う。また、B面には高中正義のカバーである"Seychells"というフュージョンナンバーが収録されているし、他にファンクなテイストを感じさせる曲もある。完全にごちゃ混ぜサウンドになっているんだけど、それがどれもノリがよく、メロウに仕立て上げられているからうまく出来てるんだよな。RelaxのFree Soul特集では、"We Were There"、"Sanday"の2曲が挙げられているが、個人的には後者に軍配。"We Were There"はラテンのリズムがハッピーないかにもFree Soulで取り上げられそうなナンバー(内容はいいすよ)。"Sanday"の方は、ディスコな曲調なんだけど、パーカッションの音などからラテンが感じられ、文句なしの一曲に仕上がっている(歌メロも強烈!)。僕が2番手に挙げたいのは、"We Were There"より、"Tonight You're Mine"。この曲は、重いファンクベースを軸にしているのだが、軽快なギターやストリングスが重苦しくない爽やかな雰囲気を演出する素晴らしい内容(Jorge Santanaのギターソロもグッド)。ラテンとディスコが有機的に混じった"Darling I Love You"も最高です。本作で歌を歌っているのはJorge Santanaではなく、Richard Beanという人。歌自身は細く、ソウルフルな印象を受ける部分はほぼ皆無なのだが、こういったノリのよいタイプの曲にはよく合っていると思うな。他収録曲も良く、これは結構な傑作です(ディスコ好きにはたまらないはず)。はい。

Cimg15662 かなり歩きつかれたので、近くのカフェで一休み。ここは30前後くらいの女性が一人で全部やっていたんだけど、カフェには合わない真っ赤な服を着ていてかわいかったな。そんなんで、体力も回復し、夕食を食べにパブ街へ。いちよぱっと見たのだが、ガイドブックに載っていた店にした。プロイセンの首相だったビスマルク(ヴェルディちゃうよ)ばりの髭を蓄えたおっさんがアコーディオンを演奏していたりと、古くからあるドイツの飲み屋って雰囲気たっぷり。しかし、店は総白髪のじーちゃん、ばーちゃんがほとんどで、こういった店にはもう若者なんかは来ないのかなぁ、なんてちょっとしんみりとなったりも。料理は肉料理の詰め合わせみたいなのを頼んだが、いかんせん量が多すぎる。味はまあまあかな。ビールは思っていたほど違いはなく、けっこういけた。店でのお勘定が済み、ほろ酔い気分でホテルへと歩く。ちょっとほてった頬に、雨の後の川沿いの冷たい空気が気持ちよかった。とまたまた小説チックな文章になったところで、2日目は終了。またまた、乞う御期待です。ちなみにこの写真は、フランクフルトの夜景バックを川沿いでパシャリ♪

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