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2008年7月

2008年7月31日 (木)

Anthony Watsonな日

Anthony_watson 最近、レコ屋で働き始めたからか、インディソウル好きが加速しています。以前はむしろ反対派(「なんで、R&Bというメジャーでやっていける実力の人たちのフィールドがあるのにわざわざマイナー盤買わなあかんねん!」っちゅー理屈ね)だったんだけど、お店で働いてると、これまた良質な作品がごろごろあんのよ(最近入ったChestnut Brothersのシングルなんてヤバ過ぎ)。でも、今のアーティストに投資するってことが、ひいてはソウルを残していくことにつながるわけだから、やっぱり新譜、それも自分がいいと思うアーティストの作品を新品で買う重要性は高いのではないかという結論に至ったんですよ。でも、やっぱ新品買うのはちとツライ…。ここらへん、音楽好きのジレンマですよね。バランスとって買ってきましょ。。。てな感じで、本日はAnthony Watsonの「Anthony Watson」をご紹介(ってめっちゃ中古盤やん)。

85年発表のアルバム。指からビームジャケで有名な本作(んなアホな)。まあ、のちにChi-Litesに参加といった基本知識はUSブラックディスクガイドで詳しく触れられているから、ここで蒸し返す必要はないかな。で、肝心の内容はというと、典型的な玉石混合盤。楽曲の出来に天と地ほどの差があるってな感じですわ(まあ、そういうアルバムって結構あるから、不思議だよね。この曲とあの曲は本当に同じ力で作ってんのか?!と)。まあ、天が一曲ありまして、この曲のためだけに買うっていうのはある意味真実ですね。それがB面冒頭の"Solid Love Affair"。甘茶界隈でも高い評価を受けるこの曲は本当にスウィートな傑作。甘い泣きのメロディにどこか不安定に感じさせられるファルセットが本当に好相性すね。次に続くのがA面冒頭の"Every Time We Touch"。こちらはぐっとアーバンな楽曲。いい雰囲気の曲なのだが、どうもイキきらない歌メロがもどかしい。"Lover Man"も悪くない出来。その他の地声で歌ったスロウ群は若干アラが見える感じかなぁ。アップナンバーは聴けた代物じゃあないすね。まあ、80’s弱マイナーな佳作。千円台後半で探しましょ(2800円出すと、若干後悔するかも…)。

2008年7月23日 (水)

Yes 80's!!!なZo! And Tigalloな日

Zo_and_tigallo 渋谷でレコ祭やってたみたいすね。でも行かねえなぁ…。なんか昔、偶然やってるレコ祭には行ってみたことがあんですが、それは在庫処分のにおいがぷんぷんしたしさ。それでも、Ollie E Brownが中心になったOllie Babaなんてレコを買った覚えがありますわい(文句言いつつ、結局買ってるやん)。まあ、レコ祭では買わんが、仕事場で初めてCD買っちまいましたよ。店でかけてると、無性に内容よく聴こえるのが、また恐いトコなんですが、今日買ったのは、かなり趣味ど真ん中のラインだったので、心配なし!Soul Childrenの新譜なんかも、ソウル好きにはたまらん内容("The 3 Of Us"なんてヤバイすね。まあ、何らかの方法で聴いてみてください)なんだが、そこらへんはお財布との相談もあっから、買い控え。で、ためにためて、本日買った盤のご紹介。それは、Zo! And Tigalloの「Love The 80's」。で、今日はこれをご紹介。

08年作。ちなみに2500枚限定生産らしい。僕の番号は0973ですね。あなたは何番でしょうか?ってなことはいいとしても、80年代フィーバーな現在で、これはもうジャケ買い必至です。で、このグループはというと、デトロイトの裏方的存在のZo!(鍵盤奏者)とTigallo(Little Brother、Foreign ExchangeのPhonteです。Foreign Exchangeは以前紹介したんで復習を)のタッグ。まあ、デトロイトってだけで食指が伸びるんですが、Phonteまで参加ってことでますます興味が湧くわけです。でも、あのJ Dilla系のヒップホップを想像すると、肩透かし(とかいいつつも、やっぱりかの地の音作りだなってのは充分感じられんだけどさ。Phonteもラップじゃなくて、歌ね)。答えはジャケと題名にありました。なんと、80'sのカバー集!それも、80'sファンクなんてカッコイイしろもんじゃあありゃあせん。TOTO、Human LeagueにA-haですよ。一番、クズとして吐き捨てられそうな音楽たちじゃありませんかい。それを、独自に解釈してこれだけの作品に仕立て上げてんだから、やっぱりすごいよね。一曲目のTOTOの"Africa"ではまだ猜疑心たっぷりだったけど(でも、後半は徐々に気持ちよくなり始め)、二曲目のA-ha"Take On Me"にやられたね。あの昇天必至のシンセに。きっと、Zo!はリアルにあのメロディが好きなんだと思う。一週回ってとかじゃなくて、直に。でも、続くJoe Jacksonの"Steppin' Out"をBPM落として、ここまで甘美なR&Bに仕立て上げちゃう点はセンスありすぎ。この曲以降はもう完全にセンス抜群なR&B作品って感じです(素材としての80'sをデトロイトミュージックに落とし込んでおり、その絡み合いが絶妙)。これ聴いてると、やっぱり80'sの音楽って、音の使い方やその他もろもろが悪かっただけで、メロディの出来は素晴らしいっていうのが再確認できるよなぁ。でも、You Tubeで原曲聴いても、やっぱあんまなんですよ。素材はいいが、それを表現する人によって、これだけ内容が変わってくるもんなんすよね。このレベルの作品が2500枚限定は少なすぎ。naffgroove読者はいますぐレコ屋へ走れ!

*音源がYoutubeにあったんで、追加しておきます。http://jp.youtube.com/watch?v=e4gicHqWzv4

2008年7月17日 (木)

Gene Riceな日

Gene_rice_3   やっぱり、レコ好きの皆さんなら買い逃していまだに出会えていない盤ってあるんじゃないでしょうか?少し高いからとか、今金ないからとかで、そのときはやめておいたんだが、どうにもそれから出会わないみたいな。僕にとっては、それがU-Myndの「Prove My Love」だったんですわ。昔、800円くらいで売ってたんですが、ちと高いなぁとか思って(いや、十分安いだろ)、スルーしてたんですが、一ヶ月位して欲しくなってまたその店に行ったらもう売れてて…。それからはゾンビのように、あたりの他のレコ屋をさ迷い歩くも見つからず…。Amazonとかで買えばいいんだが、それも癪にさわるし、高いしってことで2年くらいは見付からなかったんですが、これがつい先日に発見!これこそまさに「邂逅」って言葉が合うんじゃないでしょうか。聴いてみると、噂に違わぬ歌のパワーに圧倒されたものの、トラックが少し安いのが残念無念…。てことで、そのとき一緒に買ったGene Rice「Just For You」をご紹介(「なんでやねん!」ってツッコまれそうですが、内容はこっちのが好きなんだもん)。

91年発表のアルバム。プロデューサーはStan Shepard。でも、これやGerald Alston、By All Meansなんかを聴いてると、本当にStan Shepardは天才だったんだなぁとつくづく思うわけですよ。80年代でいうと、ハッシュの面々やNick Martinelliは本当にすごいプロデューサーだと思うんですが、作品数の面で劣るもののStan Shepardの仕事っぷりは圧倒的なんですよね。歌唱力のある本物の歌手+Stan Shepardは白いご飯+カレーよりいい組み合わせなんじゃないかという錯覚すら覚えるくらいにすごい化学反応が生まれるんですよね。アーバン&メロウな楽曲って言っちゃうと、その一言で終わってしまうのかもしれないんだけれど、音の隙間に力強い歌唱をこねくり回せるような絶妙な間とかが存在しているはず。また、楽曲のアーバンさが半端じゃないと思うんですよ。ここまで、銀座のバーが似合う音はないでしょ(イメージだけど)。朝聴くと重過ぎ注意ですけど、夜聴くと染み過ぎ注意です。まあ、意味の薄い文章並べたような形になっちゃったんですが、とにかく本作は素晴らしい。さすがにGearld Alstonには負けるけれど、Gene Riceの太い歌唱力も圧倒的といえるレベル。全編文句なしの出来なんだけど、やっぱり冒頭の"Love Is Calling You"の完成度は群を抜いてるな。続く"You 're Gonna Get Served"もいい。とにかく聴いて。でも、聴いてて思ったんだが、Stan Shepardはサックス使いも絶妙だよね。この音で、ニュージャックと同時期に台頭してきて、ある程度の作品を残せたんだから、満足しなきゃなんないんだろうけど、やっぱりもっと彼が手がけた作品を聴きたかったな。

2008年7月 7日 (月)

落ちぶれた?!Harold Melvin & Blue Notesな日

Harold_melvin_the_blue_notes_4   2naさんのToday's Special Is... でも数枚紹介されているSOUL MASTERPIECE VOL.1 「80'sブラ・コン編」 全10タイトルは結構すごいことになっています。今までは中古CD史上やオークションで高値で取引されていたタイトルがなんと税込み1800円ぽっきり。これは、中レベル廃盤オリジナルレコ(1890~2100円程度か)を買うより安いっつーんだから、たまったもんじゃない(特に僕みたいなオークション出品者にとっては…)。でも、消費者にとってはこれ程ありがたいことはないんじゃないかな。まあ、でもレコでそれほどの値段するのってーとMagic Ladyくらいのもんじゃないかな(Phyllis St. Jamesも結構したっけか?! )。Love Smithだって1890円出しゃ買えそうだし。まあ、オークション出品者にとって怖いのは今の活気付いてる再発の連発ですよ。今日はそんなオークションに出す在庫レアCDの中からHarold Melvin & Blue Notes「Blue Album」を紹介しましょ(もちろん紹介するくらいなんで、CDは売ってもオリジナルレコは保持です)。

80年発表の作品。ソウル好きのみなさんなら、なんでそんなTeddy PendergrassもいないHarold Melvin & Blue Notesを、っておっしゃいそうですがそれはまさしくまっとうな意見でして、反論はほぼございません…。が、これもいいんですよ!Sharon Paigeという名の女性ヴォーカルが参加し、ディスコ曲を主体にやっているんですが、これの出来がなんとも素晴らしい。ディスコって言葉を聞いただけで嫌悪感を示す方もいらっしゃるでしょうが、これはそんなうがった考えも吹き飛ばす痛快ディスコチューン満載な訳です。イントロのカッティングギターが入ってきた段階で高揚感が半端なく高まる冒頭の"Tonight's The Night"、から文句なしでしょう。続く"Prayin'"、"Baby I'm Back"もディスコなアップ曲で出来は素晴らしい("Baby I'm Back"は"Ain't No Stopping Us Now"に似てるがライターがMcFadden & Whiteheadなんで文句は言わないで)。甘いスロウが好きな方にはGamble & Huff作の"I Should Be Your Lover"という間違いない一曲も入っています(リードとコーラスの絡みもいいなぁ)。続く"If You're Looking For Somebody To Love"は冒頭3曲と趣が同一の好ディスコ、ラストの"Your Love Is Taking Me On A Journey"はMcFadden & Whitehead作の好スロウ。つまり全曲文句なしの出来ってこと。僕の琴線にここまで触れてくる作品は類まれです。で、最後のこの作品がなぜ素晴らしいのかの種明かしを。それは、レーベルがSourceだからです。忘れた方もいるでしょうが、以前に紹介したOpus 7、Smashもここ産。本当にレベル高い作品を出しているんです。でも、これでSource産のレコは種切れ…。誰かSourceから出ている他のレコを持ってる方、情報求む!!

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