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2008年12月17日 (水)

J Dilla、いやJay Deeを懐古しながらIlla Jな日

Illa_j_4 いやぁ、もう12月。一年早いもんすね(この言葉、20代になってから言うことが急に増えたよね)。今年は身辺がいろいろと移り変わった一年だったけど、それでもこんなに早いと感じてしまうのはなぜなんだろうなぁ。でも、こんなシーズンだからこそ旧友との再会なんかもあるわけで、この前高校時代に一緒に麻雀に明け暮れた仲間達と数年ぶりに再会しました。当時、僕らは学校終わりやら途中で学校抜け出したりして、近くにある雀荘に入り浸ってたんですよね。あの頃そこに集まってたのは、基本的には集団が嫌いなひねくれもん(決してワルとかじゃない)で、でも寂しがり屋なやつらだったように思う(自分も含め)。まあ、そんな寂しがり屋なやつらだからこそ、こんな寒くなってきた師走にすっごい久しぶりだけど連絡なんか取っちゃうもんで。それで会ってみると、これが少しも変わってないんだよなぁ、みんな。で、会ってない数年間の山あり谷ありの個人個人の波乱万丈伝を聞いたり。なかなかよい集まりだったなぁ、と感じることが出来ました。でも、時の流れって不思議だよなぁ。一年は駆け足で何年も過ぎてゆくのに、数年ぶりに出会った旧友は変わらずにいる。でも、昔聴いて感動した音楽を今かけてもまた同じ音色を鳴らしてくれんだよね。そんな音楽の中で、新譜ながらも昔を懐古させてくれるIlla J「Yancy Boys」をご紹介。

08年発表のアルバム。このIlla JはJ Dillaの弟で、本作はJ Dillaが生前残した音源にラップを載せたというちょっと感動的な一枚。Illa J君のラップはなかなかで、歌を混ぜるとこなんかは期待が持てそうな感じ。が、なんといっても気になるのはJ Dillaが残したというトラック。J Dillaの音源といえば、地を這うベースに絡む隙間のあるドラムと浮遊感ある上ネタという印象が個人的には強い。でも、本作のトラックは作られた期間が95~98年ということらしいので、Pharcyde「Labcabincalifornia」からA Tribe Called Quest「Love Movement」の間ということになる(つまりは、Jay Dee時代だ)。このアルバム2枚は高校時代から擦り切れるように聴いた愛聴盤といこともあり、少し考察してみよう。まず、この2枚の間にJay Deeの音作りはかなり進化したと思う(どちらがいいかは別にして)。「Labcabincalifornia」時代はメロウで浮遊感のあるネタ使いという特性はあったもののドラム、ベースに関しては当時のヒップホップの流れを踏襲したものになっている。しかし、「Love Movement」の時代になると先ほど述べた特徴が現れ始めのだ。そして、この間に作られたという本作のトラックの数々にはこの両方のタイプ(それに加え、これ以降っぽいトラックが数曲ある気がするのは僕だけでしょうか?)が点在する。冒頭を飾る"Timeless"、"We Here"、"R U Listenin'"の3曲はJay Deeらしさが確立された「Love Movement」以降のような音色。"Showtime"、"Swagger"、"Illasoul"辺りは「Love Movement」で出始めたタイプのトラックの印象。他は「Labcabincalifornia」から「Love Movement」の間に見られるメロウで浮遊感のあるネタを生かしたトラックといった感じ(浮遊感メロウ系は「Love Movement」にも多いしね)。三者三様で、どのタイプのトラックにも充分すぎるほど魅力が詰まっている。でも、遺作である「Donuts」でサンプリング回帰な音作りをしていたのは、Jay Deeの原点がそこにあるからなのだなと再確認できた気がした。"Alien Family"、"Mr. Shakes"、"Everytime"、"Air Sings"というトラック群はなんて暖かくメロウなネタ使いをしているんだろう。過去にUmahの作り出す音が無機質だといわれたことが信じられない。深いソウルを持ったJay Deeの新しい音を聴けないっていうのは少し寂しいな。

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