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2009年2月

2009年2月28日 (土)

ギャラガーではないOasisな日

Oasis_2明けましておめでとうございます。って遅すぎすね。2009年、社会は未曾有の大不況。そんな中で、楽しい日もありゃ、気分が晴れない日もありますね。まあ、そんな気分がすぐれない日に、最近聴いているのがデトロイトハウスです。気分がハイな日にはソウルとかを聴きたくなるんですが、落 ちてる日には、こいつがよく合うんですよ。そのときの自分にちょうど合った浸透圧の音楽というか。昨年、「自分のそのときの気分が音楽を判断する大きな指針になっているのでは?」ということに気付くきっかけにもなったかな。そんな、今の僕の心を潤すデトロイトハウスからOasis「Oasis Collaborating #2」をご紹介。
数ヶ月前に購入したのだけど、これは去年一番聴いたアルバムかもしれない。でも、この作品を紹介するのには少なからず抵抗があった。それは、僕のこのブログはソウルを主体としたものであるからだ。デトロイトハウスというと、Moodymannのようなソウルフルかつディープな音を思い浮かべる人が多いかもしれないが、本作はかなりミニマル寄り。ようするに、ソウルの黒さからかなり遠くに位置する音楽であると判断されかねないということ。しかし、僕は本作に強い黒さを感じる。ほとんどドラム主体で、メロディも単調。そこに音の抜き差しで展開を付ける。そして不穏な空気を漂わせながらなもこちらを惹き付ける音響。この機械の力を借りて現代に甦ったアングラディスコとでも言うべき存在を作り上げたのは、
デトロイトの中堅Omar-SのプロジェクトOasis。本作が2作目になるが、前作のテイストもかなり似通ったものだ。音楽とは足し算なのか引き算なのか、という話は音楽好きにとっては、よく議論の的になる話題だが、本作はダンスミュージックとしての引き算が体現された一枚と言える。派手なメロディなどは一切皆無で、ドラムが主体の音楽であるということが一目瞭然だ。無駄なものはほとんどない。たしか、以前「remix」誌に出ていたDerrick Mayのインタビューで、Omar-Sはデトロイトの車工場で働いているといったことを語っていた。このシンセやドラムの音は、機械音が鳴り響く工場の音に少なからずインスパイアされているのかなと感じる部分がある(というより意識的にそういう音を作っているのか?!)。モーターシティの下層階級が生み出す音楽が、享楽的でないのは彼らの日常が反映されているからなのかもしれない。そして、それが遠く離れたこの日本の地の非正規雇用労働者の心にも響いてくるのです。

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