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2010年4月17日 (土)

あんなところ転々としたいなぁと思いながら、Jerry Knightな日

Jerry_knight_2  いやぁ、ちょっとさっきまで映画見ちゃってました。しかも、食事中に親が見てた映画を一緒に見るという、Michael記事内の「フラガール」以来の珍事です!07年10月ぶりでっせ。さてさて、見た映画というのは、「転々」という邦画。冴えない大学生(オダギリジョー)が、借金84万をこしらえてしまい、そこに取立てに来た取立て屋(三浦友和)にその借金返済のため、ひとつ仕事を手伝ったら、100万やると言われるところから、物語始まる。そして、その仕事とは、取立て屋と東京を一緒に散歩するというたわいもないもの。しかし、二人の持つバックグラウンドが絡み合い、歩いていく"東京"という街の風景と小ネタをふんだんに盛り込んだ場面場面に引き込まれていく。その風景は東京に住むものにとって非常に親近感の湧くものであり、「あっ、ここあそこじゃん」なんて何回か口走ってしまった。物語自体はそんなに作りこまれたものではないのだが、先に述べたとおり、逆に場面場面の風景、小ネタなどは非常に効いており、見るものを離さない。ストーリー自体よりもディティールにこだわる姿勢はなんか僕の性分に合う。今のサブカル界隈で評価されそうだし、独特のゆるい雰囲気も絶妙だ。Photo_2 後、本が原作らしいのだが、これは映画のほうが出来がいいんじゃないか、とかってな憶測を抱いてしまう。それは、やっぱり風景なんだよね。本当にいい場所を色々と知っているな、と感心してしまうくらいいい風景が多い。僕自身も街を歩くっていう行為が好きなので、歩いているときに「ここら辺の感じいいなぁ」と思ったりするんだけど、自分が歩いていたらそう思うんだろうなぁ、という場面に非常に多く出会えた。で、監督を調べたら、あの「時効警察」を手掛けていた三木聡というお人。「時効警察」はドラマを全く見ない僕が見ていた数少ないドラマのひとつ。やはり、いい感覚してんなぁとね(どんだけ上から目線やねん)。で、よくよく調べてみたりすると、昔は「ダウンタウンのごっつええ感じ」などの制作に関わってたらしい。う~ん、やっぱ自分の感覚って、嘘つけないね。好きなものはどこかでつながっているのかもなーんて思いながら、本日は、Jerry Knightの「Love's On Our Side」をご紹介。

A&Mから82年発表のアルバム。Raydioのベーシスト兼シンガーとして参加していた御方によるなぜかあまり評価されない名盤(って言っちゃって、いいっしょ!)。プロデュースにはLeon Haywood、バックにはJames Ingram(Ingram兄弟の方)、James Gadosonと実力派が揃う。しかし、このJerry Knightという御方は、マルチプレイヤーで、プロデュース、ヴォーカルだけにとどまらず、シンセ、ピアノ、ギター、ベースと多くの楽器を一人でこなしている。こういうマルチプレイヤーの作品って、「器用貧乏で…」みたいに言われるけれど、個人的には好きなものが多い。本作もご多分に漏れず、僕の耳、心を存分に刺激してくれる一枚と言えよう。まずはなんといっても、"I'm Down For That"!80年代前半らしい、キレのあるダンスナンバーで、軽快なカッティングギターに高揚感のある歌メロがもうなんとも言えない一曲。続く、"Nothing Can Hold Us Back"は心地よいメロウなミディアムで、サビ部分での甘いコーラスとリードの熱い絡みはやはりソウル好きは反応せずにはいられない。その次を飾る"Brand New Fool"も見逃せない良曲で、AORテイスト漂うメロディラインがひたすら風通しのよいメロウミディアム。とここまでの楽曲はすべてA面で、Leon Haywoodが手掛けたもの。続くB面がセルフプロデュースによる楽曲群。悪くは無いのだが、やはり出来は落ちるなぁ(でも、熱く歌い上げる"Do You Really Mean It?"とかは好きよ)。プロデュースを全編Leon Haywoodに任しておけば、真の名盤として語り継がれていたのかもしれないのだが、そこで何でも出来る自分の力を見せたかったという点に器用貧乏さが出てしまったのかなぁ。歌もマイルドで個性はあまり無いのだが、ある程度の声量はあるし、なかなか好きなタイプのシンガー(特に80'sサウンドにはこの手の声が合うと思う)だし、もう少し評価されてもいいんちゃいまっか?ちなみに、CDは廃盤でかなり高いっす。レコも結構珍しいんだが、安値で転がっているトコもあるはず。

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