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2010年4月 2日 (金)

楠勝平読んで、聴くのはWarな日

War_2  少し前に、ちょっと体調悪い日が何日かあって、改めて健康は大事だなって思いました。年齢は25を越えたし、最近は酒飲んでも抜けが悪いんだよなぁ…。昔は風邪ひいてても酒飲むくらいの勢いだったんすけどね。でも、体調悪いとメンタルもしょげてくるのがいかんなぁ…とね。でも、そんなときに折よく(ってよかないわな)、体調悪い人の漫画を読みまして、それがすこぶるよかったので、この場で紹介しようかなと。楠勝平という作家の「 彩雪に舞う…」という作品。この人は一般的に知名度が低く、僕も買うまでは全く知らなかったのですが、いわゆるガロ系の作家。なぜ、体調が悪いかっていうと、この人自身がずっと病を患っていて、30歳という若さで亡くなっているからというところからです。この本は、その楠勝平が残した良作17作が収められた決定版ともいうべき内容。前半の時代物の出来はまあまあなのですが、本人の病が重くなってきたであろう後半の作品には、自分に内在する色々な辛さというものにどう向き合うかという重いテーマが主軸になってくる。 Kusunoki_shouhei 内容を考えさせるものが多いこともさることながら、非常に印象に残る強烈なコマの描き方も秀逸で、この二つが交じり合うことで重厚な作品として完成しているように思う。個人的には、唯一長編として収録されている"ぼろぼろぼろ"に圧倒された。一度読み終わってから、もう一度すぐに読み返してしまったくらいだ。Kusunoki_shouhei2_2 言葉の一つ一つに重みがあるし、出てくるキャラクターの人物像も十人十色で、色々なバックグラウンドを持っており、それが物語と密接に絡み合ってくる。そしてそこに出てくる人物の考え、言葉、行動などを自分に当てはめて考えてしまうんだよなぁ。僕に非常に強いインパクトを与えてくれた作品でした。3000部限定とはいえ、まだまだ古本屋に出回ったりしているので、見つけたら是非一読を。ってな暗めな漫画の後には、ファンキーな音楽をっちゅーことで、Warの「The Music Band Jazz」をご紹介。

83年発表のアルバム。Warの「The Music Band」シリーズ最終作。70年代から活躍してきた他のファンクグループが80年代を迎えるにあたり、多くのテクノロジーを導入していったのに比べ、このWarというグループは生音というものに非常にこだわっており、その最たる例が前出の「The Music Band」シリーズになる。中でも本作は、83年のファンクとして捉えるには異色中の異色ともいうべき重厚な生音グルーヴを奏でている。そのコアに置かれたテーマは『Jazz』。歌モノも含めジャジーな楽曲が並ぶ本作は、そのどれもの完成度が非常に高い。もともと、Warというグループはジャズ、ラテン、ロックといった多くの要素を持っていただけにこういったものはお手の物といったところか(だから、Loftとかでも評価されたんだろうな)。冒頭を飾るのは個人的にも大好きな"Five Spot"。強烈なベースとアフリカンテイストなドラムが核を占め、サックスのソロ主体で展開していく非常に重厚なダンスチューン。続く、"Half Note"は、本作のテーマである『Jazz』に最もシフトした一曲で、スピリチュアルジャズファンクといった趣。しかし、タイトなドラムとベースが行き交い、緊張感を演出したこの曲は、凡百のスピリチュアルモノと一線を画す内容に仕上がっています。B面頭の"E.R.A."は平均的なファンク曲といったところか。気を取り直して望む最終曲は、14分にも渡る"Koronos"、"Sometimes I Wonder ( Is It For Real )"、"A Pattern Of Time"という三部構成からなる壮大な音楽絵巻。物憂げなベースラインとピアノが曲の根幹を作り上げ、歌を絡めて強弱でうまく展開を作っていく流れは圧巻で、全体的にスピリチュアルな雰囲気を醸し出している。83年という時代としてはまさに奇跡の音。レアグルーヴ、Loftファンには是非手に取っていただきたい一枚です。WarのLPの中では最もレアリティがあるとはいえ(といっても、たぶん2800円くらいかな)、一般的にまだまだ知名度が低く、安値で転がってることもざら。これは、買いっ!

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