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2010年8月

2010年8月17日 (火)

Lloyd Millerな日

Lloyd_miller この前、コンビニに行って、ふと見た雑誌のコーナーで目についたのが「GINZA」っつー女性誌。なんで、それが目に付いたかというと表紙がめっちゃカワイかったから。誰だろうと思って、二度見したら安室奈美恵でした。Amuro_namie_3 いままで別段好きでもなかったけど、このショートやられるわぁ。顔小っちゃ!一緒にいた友達にそれ言ったら、友達も「あぁ、それヤバイよな」って以前見てたみたいでした。う~ん、雑誌買っちゃいそう。 ってなことを思いつつ、紹介する盤は安室ちゃんとは全く関係ないLloyd Miller & The Heliocentricsの「Lloyd Miller & The Heliocentrics」をご紹介。

2010年発売。ビッカビカの新譜です!東洋的な音楽要素を取り入れ、独創的なジャズを展開したLloyd MillerがNow Again所属の現行ファンクバンドThe Heliocentricsとタッグを組んだ作品。昨年、Jazzmanから出た編集盤で耳にして以来、確実に僕の中で今興味がある音の筆頭株に上がっていたLloyd Millerなのだが、まさか新譜が出るとは?!そしてこのクオリティー。名盤とされる「Oriental Jazz」に匹敵、いやそれをも超える傑作かもしれない。その音は、非常に陳腐な表現を用いてしまうと、NHK「シルクロード」のバック音楽がジャズと融合したといった感じだろうか。東洋といっても、それは日本や中国ではなく中近東の音が取り入れられているのだ。ピアノや管楽器が東洋的な独特なメロディを紡ぎ出すことによって、オリエンタルな雰囲気が漂う。そこにモダンなジャズの演奏が交じり合い、凡百のフェイクを淘汰する極上のスピリチュアルジャズが展開される。アルバム通して出来はよいのだが、個人的にはA面を一番推したい。静かに幕を開けウッドベースの一定の旋律にフルートを中心とした楽器が独特のメロディを重ねていく"Electricone"、スピード感のあるベースとドラムの絡みにピアノの美しい調べと管楽器でオリエンタルな空気を注入していく"Nava"、呪術的な雰囲気もある音の繰り返しが不思議な高揚感に導く"Mandala"と甲乙つけがたい内容に。The Heliocentrics単体のアルバムはそんなにおもしろくなかったが、ここでの演奏はドラムとベースを筆頭に出色の出来といえるはず。御年72歳でこれだけのイマジネーションを持っているLloyd Millerはさらにすさまじい。Strutの「Insporation Imagination」シリーズは気になっていたけど、このコラボは絶対に価値のあるものだと思うし、今後もレジェンドと現行との絡みに大きな期待を持たせてくれる。

2010年8月 9日 (月)

ブラマヨ?Perfume?!Magooな日

Magoo_2  僕は、気分が暗い時はひたすらお笑い見て、暗いこと考える暇をなくすっていう手法をとります。そんな中で最近圧倒的に見てるのがブラックマヨネーズ。結構前にM-1を取っていたんだけど、あんまり注目してなかったんですが、最近出ている番組などを見るとすげーおもしれえなぁと思いまして。そっから、ニコニコとかで二人のフリートーク見てたら、完璧にはまりました!小杉だけ優秀だと思ってたんだけど、吉田のボケおもしろいわ~。なんか、口悪い性根腐ったようなボケ系なんだけど、同タイプ(だと思われる)のメッセンジャー黒田よりも幅があるような気がするしね。発想力もずば抜けてると思う。二人のコンビとしての完成度も高いしなぁ。でも、この二人はゲストでは完璧だけど、仕切りではどうなのか未知数っていう部分はたしかにまだまだある(でも、関西ローカルの「マヨブラジオ」なんかは最高だね。仕切りって感じじゃないけど)。でも、ボケもツッコミも一流という近年稀にみる完成度の高いコンビなので、個人的にはガキ使でダウンタウンの二人がやっていたトークみたいのをやって欲しい。視聴者からの無茶ぶりを笑いに変えるというあの高度な笑のステージも、こいつらだったら挑戦する資格はあると思う。本日は、そんなブラマヨと同じくらい高い完成度をもつ、Magooの「Magoo」をご紹介。

アホな奴って、大好き!久しぶりにそういう奴が出てきちゃいました。場所は、あのDogg Masterと一緒のおフランス。そうです!80'sサウンド作っちゃってるんすよ。それもひたすらポップ&キャッチーに!でも、フランスってこういう音が出てくる下地があるのかなぁ。近年、流行ったDaft Punkを筆頭としたディスコテックなハウス(あんま興味ないすが…)もフランス発だし。80'sテイストエレクトロサウンドが生き付いているのかもね。さてさて、曲の紹介といきますが、まず耳に飛び込んでくるのは冒頭の"Marchand D'hustories"。80年代らしいのっぺりしたドラムに腰を動かさずにはいられないベースラインが重なり、シンセ、カッティングギター、ピアノで味付けしていく構成はまさに王道。しかし、歌い始めると、聴き覚えのないフレーズが次々と…。そう、歌詞はほぼフランス語なのです。でも、これもソウルフルなヴォーカルではなく、プロダクションの一部分としての歌というタイプの楽曲なので、聴いているうちに違和感はほぼ解消されます。それにしても間奏部分でのピアノのフレーズなんかはまさしく80'sフュージョンテイストで、ダサさと心地良さ、その紙一重のラインで活かしきっているところにはセンスを感じずにはいられない。続く、"Comme Eiles Respient"では、A Taste Of Honeyの"Sayonara"のメロディを拝借し、哀愁漂うミディアムナンバーに料理している。このような雰囲気の楽曲にフランス語はバッチシはまっており、物憂げ哀愁系とのフランス語のマッチングのよさを耳で確認させられた。これ以降の楽曲もひたすら80'Sにひたすらポップに展開していく。欧州産特有のひんやり感はあるものの、去年のDogg Master、Cool Millionに続く、80'sの当り盤であることは間違いない。また、これが80's Boogie〜Disco再発名門レーベルから出ているところにも大きな価値があると思う。先人たちの英知を使い、現代にその音を蘇らせたことは、ただノスタルジックに過去をふり返るだけでなく、音楽を停滞させず、前進させていく価値があると思う(このアルバムが進歩的であるわけではなく、その姿勢が進歩的であるためには必要不可欠であるということ)。

このポップで非常にプログラミングされた音楽の作り方というのは、日本においても非常に効果的であるように思える。例えば、Perfumeなんかは、それを体言しているグループのように思う。あのシンセ音を軸に歌でさえもそれをコンピューターで変換させ、楽曲の一部分として機能させている。それでいて歌メロに嫌味がなく、音的に黒さはほぼないんだけど、音楽好きな連中が聴いてもそんなに不快感を表すことがない(Rare Grooveのレア盤買い漁ってるような連中やRoots Reggaeの全盛期の音源はほとんど聴いたと豪語するやつとも「Perfumeいいよね」って話になるから不思議だ)。これは優秀な歌い手の少ない日本においては非常に有効な手段であるように思えて仕方がない。非常にシステマチックな音楽の作成という観点においても日本人の気質に合うんじゃないかな。Perfumeは、歌がうまいわけでもなく、踊りがうまいわけでもなく、カワイイわけでもない。それは、作り込まれた音楽、ダンス、メディア露出があるからこそ成り立っているはず。そこに実体は希薄であって、交換可能な機械仕掛けの人形でしかないのかもしれない(でも、それが認知されてしまうと実体が無いものに実体が現れてくるから不思議だったりもすんだけどね)。実体が見えてこないグループ…、それってソウル業界で言えば、Changeの代名詞じゃない。う~ん、80'sマジック。。。

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