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2011年2月

2011年2月25日 (金)

将来どうなんのかなとか考えつつ、Carol Lloydな日

Carol_lloyd ここ数年、レコード屋がその数をどんどん減らしている。僕の大好きな街のレコ屋から専門店、さらにはチェーン店の一部店舗まで。不況という状況下で客が店舗に落とす金は減り、ネット上の店舗やネットオークションなど実店舗ではない購入方法も多様化してきている(とはいえ、ネットも今は厳しい…)。ついこの前も僕が高校生の頃から通っていた吉祥寺のバナナレコードが潰れた。全ジャンル扱う店ながらも、スタッフの趣味趣向が現れていて好きな店だったのだが…。レア盤も時々入ってきてはいたけれど、やはり回転が悪く、買取がそう伸びていなかったのかもしれない。僕もレコ屋で働く身として、その厳しさはひしひしと身にしみてくる。やはり、ジャンルによって厳しさは変わるのだろうけど、特に厳しいのはクラブミュージック全般だろうか。Banana_record_6 まずは、中古の単価が安く、次に客層的にデータへの移行を苦にしなそうだからだ。 とはいえ、僕が担当するソウル系もやはり厳しいことに変わりは無い。一昨年、去年と高騰していたレアグルーヴのLPもバブルがはじけ適正価格に。  ソウルクラシックは年々売りずらくなっている。やはり、新規参入者が少なく、レコード、CD収集から足を洗う人が多いという全体の流れがあるからだろう。僕は生まれてきて今までレコード屋でしか働いたことがない。ソウルを中心にブラックミュージックに関してはある程度の知識を持っているが、その他には何も専門性は持ち合わせていない。この現状は厳しいが、続けていくのかはたまた違う道へと移るのか考えてしまう…。でも、音楽が好きなことには変わりない。とか、しんみりした話になっても、音楽はまた明日をがんばる活力になってくれるから美しいもの。そんな感じで本日は、Carol Lloydの「Love Carol」をご紹介。

83年、Philly Worldから発表のアルバム。このアルバムに関してのネット上での情報は皆無で、Discogsで調べてみても、前作の「Score」とPhilly Worldからの12inch「Come See About Me / I Just Want To Love You」は掲載されているのだが、本作の情報は載っていない。「Come See About Me / I Just Want To Love You」の12inchはUKプレスしかないという情報が出ていて僕の持ってるLPもUKプレスであることからして、82年に12inchを発表した後に制作され少量出回ったLPなのかもしれない(こんなんよくあるよって感じだったらすいません)。録音はフィラデルフィア、大半のプロデュースを手掛けるMichael ForteはEugene WildeがPhilly Worldから発表したアルバムにも関与している御方らしい。そんな80年代前半のフィリーらしさは本作にも現れている。生楽器を活かしたメロウでソウルフルなアップナンバーにこそそのフィリーの良心が見え、特に抜群の出来なのは"Baby Baby I'm Yours"。流麗なストリングスに後ろで鳴る軽快なパーカッション、そしてなんともいえない込み上げる歌メロに打ちのめされる。主役Carol Lloydも白人ながらそれを感じさせることはなく、なかなかの声量も持ち合わせており十分及第点。中盤ブレイクでのピアノのソロも最高に気持ちいいし、こういう分かりやすいディスコナンバーは掛け値なしに楽しめる。二番手は、似たようなタイプの"Tonight"か。こちらも分かりやすいアップテンポなディスコチューンで、歌メロのつくりがうまいし、ホーンをうまく使った味付けも申し分ない。メロウなミディアム"I Just Want To Love You"も心地よい。この3曲をプロデュースしたのが先のMichael Forteで、競作しているのがBruce Weedenという人。この二人が組んだプロジェクトQのその名も"The Voice Of "Q""という12inchがPhilly Worldで制作されてるようで、そちらも聴いてみたいところ。その他収録曲もEarly 80'sな旨みに溢れ、ブラコンの佳作といえるはずなのだが、いかんせん情報がないのが評価されていない元凶なのだろうか…?これが本作に関してのネット上での初めての情報だと思われるのだが(買いかぶりすぎ?!)、ここから少しくらい有名になってくれたり?!

やっぱ音楽聴きながら、レビュー書いてると、暗い気分もどっかいっちまうね!明日も仕事がんばろっと♪

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