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2011年5月 4日 (水)

地震と猟盤とInfinityな日

Infinity 地震から一ヶ月以上経ちました。久しぶりの更新です。あの時は、仕事中だったのですが、生まれて初めて経験する大きな揺れに正直びっくりしました。でも、内心どこかで、「大丈夫だろ」という考えが働くところが人間の恐いところ。周りのCDやレコードを押さえるという行動をとったのみで、外に一目散に逃げるといったことをしなかったのは今考えるとよりよい判断を下していなかったのではないかなと思ったり(それで死んだらやだもんね…)。でも、自分の行動より興味深いのがお客さんの行動。一目散に外に出た人もいたけど、そのままレコードを掘り続けている人も結構いました。さらに地震が一度収まって、お客さんを外に誘導しようとしたら、どうしても買いたいっていう方が何人かいて、やっぱりすごいなと。その人々のディグの執念こそ、まだまだ中古レコード業界が捨てたもんじゃないっていうとこなんではないのかなと。びょうきですよ、みんな(褒め言葉ですのであしからず)。そういえばRyoubannikkiこの前、戸川昌士の「猟盤日記」を読んでいたら、最後の方に「コレクターと阪神大震災」っていう特集があって笑いながら読んでしまった。やっぱり15年前からレコ好きはちっとも進歩してないなぁと。結局、あほなんですよ、みんな(こちらも褒め言葉ですのであしからず)。この本の他の部分を読んでいてもつくづくそう思います。みんな思考回路が似ていて、どうやってレアなもんを掘り出して自分のものにしてやるかっていう行為のループです。 大人になっても宝探しがやめられないんだよなぁ。みんなワンピースよりよっぽど海賊王なおっさん達です(読んだことないけど)。ちなみに自宅では、ターンテーブルが二台床に落ちていて青くなったけど、全然プレイ可でした(ありがとう、Technics!)。ターンテーブルに乗っていた500円のレコが破損したのとCDケースが少々割れたのみという極小の被害状況で安心しました。家に帰る前は、あれが割れてたら引くなぁと思っていたレコは全部無事でなにより。今日はそんな割れて欲しくなかったレコの中から、Infinityの「Spread The Word」をご紹介。

84年発表のアルバム。カリフォルニアはハリウッドの小レーベルMessage Recordsに残されたマイナーゴスペル作品。最近、何か面白いものはないかなと安く売っているゴスペル作品でピンときたものを重点的に買っている。だいたいハズレなんだけど、これの内容はピカ一で、モダンソウルが好きな人には直球ど真ん中な作品だと思う。ゴスペルはやっぱりクワイアとかのあの感じになっちゃうとちょっと厳しいんだけど、少人数編成のグループなんかだとGOOD!特に楽器演奏者なんかのクレジットがあったりすると、さらにいい気がする。それでも難しいのは、リードがバリバリのバリトンヴォイスだったりする時だけど、これはテナーとコーラスが中心で歌もかなりいいときているんだよね♪音的には80年代前半のまさしくアーバンメロウといったサウンドで、それが当時のメジャーでのソリッドなサウンドにならずまろやかな生演奏で再現されているところが素晴らしい。特にメンバーのRodney Bellというヴォーカル兼キーボード奏者の書く曲がよく、彼によるソングライティングである"Peace And Harmony"、"Tell The World About It"の2曲は絶品だ。前者はメロウなサウンドに柔らかいテナーのリード、甘いコーラスが乗る極上ミディアムモダンソウル。後者は爽やかなカッティングギターから始まりピアノとサックスが絡んでアーバンな雰囲気を醸し出すミディアムダンサー。それに続くのは、"Peace And Harmony"をRodney Bellと共作するLeonard Lothlenがペンを握る"All The Way With The Lord"。こちらもメロウなミディアムモダンソウルで、リードとコーラスの絡みが絶品!隠し味に使われているパーカッションも絶妙です。その他の曲は味わい深いスロウありちょっとキツイなっていうものも若干ありますが、それでも全体の完成度からいうと同年代の普通のソウルを見渡してもこれだけのものは数えるほどではと思えてしまうほど。レアリティも結構高く、海外オークションでは$100オーバーで取引されている模様。でも、この内容知っててもってなかったら、$100出しちゃうかも…。これは全ソウルファンにオススメしたい逸品です!

海外amazonサイトでmp3で販売されているようです(しかも全曲試聴できる!)⇒ http://www.amazon.com/Spread-The-Word/dp/B000R031KY

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